2.prologue。 ページ2
生きている事が、辛かった。
"僕"に存在意義などない。
「セシル。行くよ。」
「あ、うん。」
双子の兄、リドルと共に厳しい教育を受けてきた。
それでも兄の結果には及ばなかった。
沢山勉強した。運動だって努力した。
どれも実を結んだことは無い。
リドルと同じにはなれなかった。
母にとって"僕"はリドルの変わりでしかない。
2番手でしかない。
おかしいよね。
僕とリドルは数分差で生まれただけなのに。
顔も同じ。
身長は僕の方が少し高いくらい。
一体何が違うって言うんだ。
「今日のお昼は食堂でもいいかい？」
「うん。リドルに任せるよ。」
「ありがとう。」
学園でもリドルは優秀なのに、と比べられることもある。
それでもリドルは僕のことを大切な家族だと言って接してくれた。
すごく嬉しかった。
でも、心のどこかでリドルが羨ましかった。
このドロドロとした気持ちの中心にはリドルがいた。
『リドルがいなければ』
心の中で口にしたその言葉に、自分の醜さに、絶望した。
あぁ、僕が居なければいいのに。
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(名前)(プロフ) - あぁ…良い…でも見ていくうちにどんどんりどるのゲシュタルト崩壊が… (2023年1月25日 7時) (
レス) @page8 id: 2e5d9e36c3 (このIDを非表示/違反報告)
ののの - 素晴らしかったです！！！！😭 (2022年9月19日 0時) (レス) @page42 id: 4f3997e613 (このIDを非表示/違反報告)
♦nana♦ - とても最高でした！ 私も、自分らしく自由にいていいと思うことができて、とても嬉しかったです！応援しています！ (2022年1月1日 21時) (レス) @page42 id: 16b63c63b8 (このIDを非表示/違反報告)
シン - 神な作品ありがとうございます！！これからも応援してます！ (2021年5月29日 10時) (レス) id: 0fa80a0c97 (このIDを非表示/違反報告)
病葉 - いやぁ…あのリドルの悲痛の叫びを花江夏樹が…今をときめく鬼狩りの少年がよぎったのは気のせい？ (2020年10月23日 22時) (レス) id: 0515bcf5a2 (このIDを非表示/違反報告)
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