33.aspiration ページ33
僕は、オーバーブロットしたこともあり、身体に相当負担がかかったのか、リハビリもなかなか上手くいかず、車椅子生活のまま、ホリデーを迎えようとしていた。
「ここで良かったか、セシル。」
「うん、ありがとうシルバー。」
日常生活ではハーツラビュル寮生だけじゃなく、ラギーやシルバー、双子、監督生とグリムまでもが協力してくれて、リハビリも毎日欠かさず行ったからか、少しは回復してきている。
今もシルバーに寮まで送って貰ったところだった。
本当はそこまでしてもらわなくてもいいんだが、やれることはしたい、との事。
こうやって見てみると、自分で塞ぎ込んで決めつけていたことも多かったのだと実感する。
「セシル、荷物はまとめたかい？」
「うん、大体はまとめたよ。」
僕とリドルは2人で母に話をすると決めた。
母が全て間違っている、という訳では無い。
しかし僕らは変わらなくちゃいけないんだ。
正直怖い。
下手をしたらまた、あの生活に戻るかもしれないかと思うとホリデーが近づくにつれて気が億劫になって言ったが、リドルが何度も僕を支えてくれた。
リドルだって怖いはずなのに。
「リドルはさ、不安？」
「なんだい急に。そうだね、不安だよそりゃ。」
母は知らない。
リドルがオーバーブロットしたことも。
僕がオーバーブロットしかけたことも。
母はしらない。
僕らの学園生活のことは何も知らない。
だから伝えなくてはいけない。
話さなくてはいけない。
「例え、そこで何かあったとしても、ボクらがこの選択をしたことを間違ってたって思わないようにしていけばいいさ。」
「うん、そうだね。」
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(名前)(プロフ) - あぁ…良い…でも見ていくうちにどんどんりどるのゲシュタルト崩壊が… (2023年1月25日 7時) (
レス) @page8 id: 2e5d9e36c3 (このIDを非表示/違反報告)
ののの - 素晴らしかったです！！！！😭 (2022年9月19日 0時) (レス) @page42 id: 4f3997e613 (このIDを非表示/違反報告)
♦nana♦ - とても最高でした！ 私も、自分らしく自由にいていいと思うことができて、とても嬉しかったです！応援しています！ (2022年1月1日 21時) (レス) @page42 id: 16b63c63b8 (このIDを非表示/違反報告)
シン - 神な作品ありがとうございます！！これからも応援してます！ (2021年5月29日 10時) (レス) id: 0fa80a0c97 (このIDを非表示/違反報告)
病葉 - いやぁ…あのリドルの悲痛の叫びを花江夏樹が…今をときめく鬼狩りの少年がよぎったのは気のせい？ (2020年10月23日 22時) (レス) id: 0515bcf5a2 (このIDを非表示/違反報告)
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