25 二日間 ページ26
「でも、準備って具体的に何をすればいいの?」
ミルマが手を挙げて質問する。
「それについてはこれ!」
Aがジャーンという効果音付きで紙をみんなに見せる。
「必要なものをリストアップしました〜」
「・食料、衣服……これは生活必需品だね。あと、
・ロープ、ナイフなど……これは外に出てからに備えてか。それに…………」
「凄い……昨日の夜に作ったの?」
ノアとマウディが感心する中、ラセは
「へー、Aにしてはやるじゃん」
「してはって何よ!」
Aが憤慨する。
「ねぇ、この他にも沢山必要になると思うけど、1番は外を確認してからじゃない?」
「それな」
「あー……そっか」
自然とみんなの視線がリルアに向く。
が、
「悪いけど……外の様子は悪いけど分からないわ。でもまあ、孤立しているところでしょうね」
と、首を横に振られた。
「そっかやっぱり……下見しないと」
「下見って……門の外はやっぱり、見張りがいるのかな……」
「そうだろうけど、多分大丈夫だよ」
ノアはいつになく自信持って答えた。
「僕に策がある」
* * * *
「ノアが、少し早いけど“卒業”することになったわ!」
ママ・リルアはその夜、学園の子供達に告げた。
その後の話し合いで、まだ年少の子供達には真実を話さないことになったからである。
「明後日の夜、お家に帰るのよ」
「「「ええぇぇえーー!!?」」」
「それ本当!?」
「ノアと会えなくなっちゃうの?」
「ノアまだ誕生日じゃないよ!?」
子供達は驚き、ノアに駆け寄った。
兄___としては頼り無かったが___とても大切な家族とまた別れることになるのだ。
無理もない。
「大丈夫。また会えるよ」
その言葉にほんの少し、願望を混ぜて……
ノアは微笑んだ。
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- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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革ベルト
ラッキー友達
なかなか話すことの無い女の子
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小幅(プロフ) - イベントのご参加、ありがとうございました。 スゴく面白いです!!! この続き、待ってまーす! (2020年4月11日 8時) (レス) id: 62007663da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ノルアン | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/akamate/
作成日時:2020年1月8日 17時