一人 ページ6
リべ)えっと姫の部屋は、
-------そういえば姫の部屋何にもない上ほとんどのものが真っ白、不思議なとこだったな
姫は子供の頃のことを覚えていないといっていた。
俺だって子供の頃の記憶はないが、俺にはダンテ、同じ諜報部の仲間がいたから
でも姫は.....。
Aの寝顔は起きている時とは違い、とても弱々しく感じた。
12歳の頃このレガーロ島に流れ着いてからずっと一人だといっていた。
ファミリーに来るまでの5年間もの間ずっと一人で生きてきたのだろうか。
Aの話によると島に来る前から一人だったといっていた、Aはどれだけの時間を一人で過ごしてきたのだろうか。
リべ)姫、もう独りじゃない。そうだ俺が一人にはさせない。
その頃。
ジョ)ふん、リベルタ、ノヴァの二人は少しずつだがAに惹かれているようだな
やはり面白い。いい研究対象だな。お嬢さんも面白いが.......。
ジョーリーは一人闇夜に浮かぶ満月を見て
満足げに薄く笑った。
-------確か此処だったよな、
姫を起こさぬようにゆっくりと扉を開いた。
開けると広がる景色はほとんど変わらず相変わらず、何もない。
そんな中、ベットの横にある小さな机の上に鏡が置かれていた。
外に出る前は窓から外を見ていたのか、窓が完全に開きそよそよと風がカーテンをなびかせていた。
-------やっぱ、不思議だな此処は、、。さて、Aをベットに寝かせねーとな
静かにAをベットのに寝かせ、布団を掛けた。
今日で二度目だななんて思いながら。
-------今日はいろんなことがあったな、A、、
リベルタは静かにAのベットに腰を下ろした。
相変わらず綺麗な顔だなとか白くて細いなと考えてしまう。
リベルタはAの額に自らの手を置きそのまま頬に手を動かした。体温もあまり高くなく
とても弱々しく感じる。
頬にあった手をそっと滑らせ白く細い髪を一束掬いキスをした。
何故だかはわからない。ただ考えるより先に身体が動いた。
我に返り、リベルタは部屋を出ようと立ち上がろうといたがそれはできない。
寝ているはずのAが俺の服の裾を掴んでいた。
「い、かない、、で、」
寝ぼけているのだろうか。
静かにそう呟いた。「行かないで、」と、、
流石に男を夜に引き止めるなんて駄目だろうと俺は掴んでいたAの手に手をかけた。
そこで気づいた。
Aの頬に涙が伝っていることに....。
俺は一つため息をつき窓の前に置かれた椅子をベットの横に置き座った。
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里緒(プロフ) - す、すごくいいお話ですね！とっても続きが気になりますっ！もう、更新はしないんですか...？泣 更新をしてくれることを願ってずっと待ってますね (2015年10月25日 16時) (
レス) id: e8ea8868b7 (このIDを非表示/違反報告)
律輝 - 続きが気になります。おもしろい！ (2015年1月4日 12時) (レス) id: 8574347931 (このIDを非表示/違反報告)
夏乃@リベルタ大好き - 凄く面白いです!!!更新Fightです♪ (2014年11月27日 22時) (レス) id: 935c802c28 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - とっても面白いです♪更新楽しみに待ってます♪頑張ってください♪（ｖ＾＿＾）ｖ (2013年10月6日 16時) (レス) id: b8b69fc9ac (このIDを非表示/違反報告)
赤園架菜(プロフ) - 神那さん» 嬉しいです。これからも少しづつ更新しますのでよろしくお願いします。 (2013年8月27日 21時) (レス) id: d8ea9a1dff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：架菜 | 作成日時：2012年12月29日 13時
