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脳裏に蘇るのはあの日の事
あの時も真っ先に私を見つけてくれて助けてくれた。
ちがう、あの時だけじゃない
沖田さんはいつだって私の事を助けてくれて、側にいてくれた
それなのに私は何をやっているんだろう
こんな中途半端な事しかできていない、今だって沖田さんを傷つけてる
「沖田さんっ!何で?何で私なんか庇うんですかっ?私はっ、自分の意思でここに残ったんですよ…!また沖田さん達を私は、裏切ったんですよっ?!」
沖田さんは私が言った事をまるで最初から知っていたみたいだった。いっさい表情をかえないで私を見つめてくる
「…っA、あの時も言ったよな。俺はお前が好きだって。理由なんてありやせんよ。ただ好きで好きで側にお前がいねぇとつらいんだよっ」
沖田さんの泣いてる所を見るのは2回目で、1度目はミツバさんが亡くなった時。
それくらい泣かない沖田さんなのに
私のためにまさか泣いてくれるなんて思いもしなかった
そんなにも私の事を大切に思ってくれてたのに、私はあなたの事を一度諦めようとしてしまった。
だけど
やっぱりこの人の事が好きなんだってそんな当たり前の事を今更ながらやっと気付いたんだ
「一緒に帰ろう、Aっ」
この言葉を聞いた時、私の目からも涙が溢れてきて気づくと沖田さんの手をとっていた
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うさぎみかん(プロフ) - Nightさん» 更新遅れ気味で申し訳ないです( ; ; )そう言って頂けて嬉しいですありがとうございます!! (2018年10月9日 1時) (レス) id: 6eee0da119 (このIDを非表示/違反報告)
Night(プロフ) - 小説の続き楽しみにしてます!頑張ってください! (2018年10月8日 21時) (レス) id: 3c5c8d34df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うさぎみかん | 作成日時:2018年8月16日 3時