【銀魂】生まれ変わった私

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帰り道、
いつも私から沖田さんに話しかける


そこから会話は弾んで屯所まで無言って事はあまりない




だから今日みたいな事は珍しい





お互い何も話さないでただ歩く






私だって変な意地を張りたいわけじゃない




そうじゃないけど



少しはわかってほしい、



朝、どれだけ私が恥ずかしかったか。。





そんな事を考えて歩いていると





「あ、そーいやA、これお前に返し忘れてたや」





へ？



突然そう言われて
沖田さんから渡された物




それは








あの日、沖田さんから貰った


桜色のネックレスだった。





「なななななんでこれっ？！！ずっと探して、でも見つからなくて諦めてたのに」





私は驚きすぎて口が上手く回らなかった



でも一体どこで見つけたのだろう





「お前が連れ去られてた時に落ちてたの拾ってあったんだよ。でも返すのを今までわすれちまってた」





そういうことか、


だからあの時
沖田さんは私を試すような事を言ったんだ








なにわともあれ





本当によかった




よかった







「おぎだざんっ、ありがとうっっうっっ、」





嬉しさのあまり気づくと私は沖田さんに抱きついていた






「あっ、すいませんっ！つい嬉しくて」






私がそう言って慌てて沖田さんから離れると
沖田さんはなぜか顔をそらしたままだった





そして





「朝はやりすぎちまった、ごめんな」






小声であったが
ドS王子らしからぬ言葉が私にはしっかり聞こえた






「…もういいんです、沖田さん！私も悪かった事はあったし、だからもうあんな事しないって誓ってくれれば大丈夫です！」




やっと沖田さんもわかってくれたんだね



そう思い、私が喜んでいると







「あぁ、もう俺の言うことに逆らわないように上手く調教する事に決めたんであんな事は絶対にしませんよ、安心してくだせェ」







はい、やっぱりこいつは



ドS王子




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