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ASide
「ちょっとお姉ちゃん！明日から夢ノ咲学院に通うってどういうこと？！」
あぁ可愛い弟よ…頼むからそんなに怒らないでくれ…
「なにも言葉のまんまだけど…弓弦にも言ったし、お母様とお父様に許可も得たけど。」
姉弟の間ではどこのお金持ちもそんな言葉使わない…といった感じの言葉を交わす。これが気楽だしお手伝いさんもお母様もお父様も弓弦私なんも言わない。だからこのまんまだ。
「ならいいんだけど…」
あっ、いいんだ。お姉ちゃんもう少しいやだって言うと思ったんだけど。
「あらそう、学院の事は弓弦に教えてもらうから桃李は知らんぷりしてて平気よ。お姉ちゃん何も言わないし何も手ぇださないから。安心して。あと私眠いから寝るね。」
眠い。お母様とお父様いないからってちょっと遅くまで起きてちゃった。寝よ。
「おやすみ、桃李。」
そう言って私は部屋を出た。
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作者名：栞 | 作成日時：2017年12月4日 20時
