28話 ページ31
俺は、キングスカラーの誰とも血が繋がっていない。
雪の日だった。
孤児だった俺は施設に預けられていた。
その施設での生活はただ里親を待つのみ。
しかも6歳を超えると処分されるというなかなか残酷な施設だった。
優秀な奴らの方が貰い手が見つかりやすい。
そんな分かりきったことを俺含め子供たちは当然知っていた。
そんな中、俺は施設でもっとも優れていた。
だが、同時に他の子供たちからはよく思われなかった。
嫉妬、羨望、恨み、畏怖……様々な視線で俺を貫いてくる。いつしか俺は1人になっていた。
それだけだったら、まだよかったんだ。
「先生、こいつが僕たちの中で一番頭が悪かった奴を鋭い牙で噛みました。血が止まりません。」
俺以外の奴らから罪を擦り付けられたのだ。
俺はみんなと仲良くしたくて、沢山話しかけて、どんな言うことでも聞いて、たまに水をかけられたり、食事をひっくり返された時もずっと笑顔でいた。
ずっとずっとずっと……
その日は吹雪だったから、体の芯ま冷え切っちゃってさ。
なあ、こんなのってないだろ？
この日、俺が初めてユニーク魔法を使えた日。
齢4歳で、目覚めた力。執念と呼べるほどの生存本能。
小さな獅子は牙を剥いた。
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零(プロフ) - 続きが速く見たいです! (2023年2月11日 16時) (
レス) @page30 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
らずぴす(サブ垢)(プロフ) - 洸さん» 返信遅くなってすみません……！そう言って頂けて本当に嬉しいです！更新頑張ります！ (2022年7月31日 15時) (レス) @page30 id: f3216aef7e (このIDを非表示/違反報告)
洸 - えっちょ、は？神か？神だな？貴方は神だな？誇張じゃなく神だな？神ですね？え、今まで見た中で最高ですよコレ。更新待機しますよマジで。 (2022年4月23日 21時) (レス) @page27 id: 2f1dccb094 (このIDを非表示/違反報告)
らずぴす(サブ垢)(プロフ) - 舞さん» 返信遅くなり申し訳ございません……ありがとうございます！ (2021年11月17日 19時) (レス) id: bc678a6855 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ (2021年11月7日 2時) (レス) @page24 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らずぴす x他1人 | 作成日時：2021年8月21日 5時
