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羽が3枚 ページ5
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｢じゃあまた明日な！約束だぞ!!｣
｢動きやすいようにジャージで第2体育館まで来てくれ！｣
『えっ、ね、ねぇ…』
必死に話しかけようとするAに気づかず、田中と西谷は嬉しそうに目をキラキラと輝かせていた。
｢よし、龍！大地さんのところに行くぞ！｣
｢勿論だ！喜んでくれるといいな！｣
すっかり彼らのペースにのまれている。そしてAに話す隙すら与えず、嵐のように去っていった2人。
『あ、ちょ……人の話くらい最後まで聞け…』
彼女の伸ばした手は空を切る。言葉はどこかに飛んでいってしまった。
新たに名前が出てきた、「大地さん」が主将さんかな、なんて考えながら、待たせている友人のもとに急いで向かう。
そして、
｢マネージャーを引き受けたこと｣
により、Aの悩みごとが1つ増えるのであった。
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作者名：七瀬月華 | 作成日時：2021年7月29日 15時
