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誰も何も気がつかない。それだけ”仲間“が大切だということだ。ため息が出た。
「片桐、どうした?」
『別に。うるさいからマネージャーさんすごいなって思っただけ』
Aはめざといなぁと思いながら返す。本音半分、口から出任せの嘘半分だ。彼は、あぁ、と納得した声を出した。
「片桐みたいなタイプの奴にはアイツらみたいなうるさいのは無理か」
苦笑しながらいう。口では何も言わず、心の中で当たり前だ、と言い返しておいた。
「休憩終わり!サーブ練いくぞ!」
澤村の声がする。
「「「「オ〜スッ!」」」」
休憩して復活した部員が返事をする。さて、ここからどうしようか。ボトルの中身は残っているし、タオルだってある。のんきに考えながら、舞台の上に座り、練習を見る。
また、記憶の蓋が開くとも知らず。
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作者名:七瀬月華 | 作成日時:2021年7月29日 15時