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カフェを出たあと洋服を見に行ったりアクセサリーを見に行ったり。新しいピアスを買いたいとも思うけどマサイからもらったのがなんだかんだでお気に入りだから買えないんだよねって話をしたり。モトキはそれを「いいね」って言ってくれて。

大丈夫だよって断ったけど結局モトキは私の家まで送ってくれた。「遅い時間まで付き合わせちゃったし、わざわざこっちまで来てくれたからさ。」って言って。そしたらモトキが帰るの大変になるのに。

モ「今日はあっという間だったなー。」
「確かに、すごい楽しかった。」
モ「また遊ぼうね。」
「...私はいいけど、やっぱり彼女さんに悪い気がするよ。」
モ「あー...まぁ、うん。」

途切れ途切れの返事が返ってきて。
モトキにしては珍しい。

「なんかあったの?」
モ「Aに言うことじゃないかもなんだけどさ、実はさっき電話来て怒られたんだよね。Aとばっかり一緒にいすぎだ、とか、私との時間は?って。」

悲しそうに話す。「女の子は難しいね」なんて付け足して、へへっと笑った。
やっぱり、やめるべきだった。こうやって私がモトキといる時間が増えれば彼女さんを不安にさせるだけだ。

モ「俺はさ、あかりのことも大事だけどそれと同じくらい、Aのことも大事なんだ。」
「なにそのタラシみたいな発言。笑」
モ「だって、こうやって遊べる人初めてなんだもん。なんかAにはなんでも話せるし。」
「シルクがいるでしょ。笑」

ずるい。モトキは私の気持ち知らないからこんなこと言えるんだ。そんな簡単に、大事なんて言って。

モ「Aは、俺とこうやって出掛けるの嫌?」
「嫌じゃないよ、だけど彼女さんが...。」
モ「じゃあさ、みんなで遊ぼうよ。シルクとマサイも誘って5人で。それなら問題ない?」
「それなら、多分?」
モ「多分かー。まあいいや、とりあえず声掛けてみる!笑」
「うん、わかった。」

気付けば私の家の前まで来ていて。

「今日はありがとう、すごく楽しかったよ。」
モ「こちらこそ!あ、これ。」

モトキはリュックから可愛い袋を取り出した。
なんだろう。

モ「ピアス買えないんだーって言ってたから、人にプレゼントされたやつならいいのかなって思って。もしかしたらAの趣味じゃないかもしれないけど!」
「嬉しい、ありがとう!」
モ「ならよかった。あ、家の中入ってから開けてね!じゃあ!」

もう一度お礼を言う前にモトキは帰って行った。

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設定タグ:Fischer's , モトキ , マサイ   
作品ジャンル:恋愛
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らゆ(プロフ) - ヒデさん» 自分のオリジナル作品だと勘違いしていました、指摘ありがとうごさいます。 (2019年2月16日 2時) (レス) id: cb9b22eb8a (このIDを非表示/違反報告)
ヒデ - オリジナルフラグ、ちゃんと外して下さい。違反です。ルールをちゃんと理解の上作品を作って下さい。 (2019年2月15日 6時) (レス) id: f4ac4daed2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らゆ | 作成日時:2019年2月15日 1時

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