3:CASE.1 竜虎相搏 ページ3
春
桜が舞うこの季節に、私たちは警察学校に入校した
慣れない環境のせいか、緊張によるものなのか、喉が渇いて目が覚めてしまったため自販機に向かった
ただそれだけなのに、何故こうなる
何故入校して早々にバカスカと殴り合いをしている場面に遭遇するのだ
ここ警察学校だよな?ヤクザ育成校とかじゃないよな?
しかも片方は総代務めたフルヤ??だっけ、いや、首席様が何やってんだよ(お前も首席な)
散る桜の花弁を気にする素振りもなく殴り合いは続く
2人が動く度に1度は散ってしまった花弁がふわりと舞う
普通なら綺麗に見えるはずのない寧ろ物騒にさえ見えるであろう景色が、何故か夜桜の美しさ、儚さを助長するかのように感じた
『入学早々お前ら2人は何やってるんだ』
「はぁ?/あ"ぁ?」
『ボロボロじゃないか、さっさと帰って手当して明日に備えろ』
「明日に備える必要があるのは君だって同じだろう、邪魔しないでくれ!」
「んだよ俺はこのパツキン野郎と話してんだ、邪魔してんじゃねぇ!!」
2人揃って邪魔するなとか仲良しかよ()
『それではこちらも言わせてもらうが警察という規律上に成り立つ組織でやっていくための訓練を行う場所で、お前ら2人は早々に殴り合いをするという馬鹿をやっているという自覚はあるんだな?』
「それはッ/うぐッ」
『さっさと部屋に戻れ、いやその前に傷の手当が先か…とにかくこっち来い』
癖で常に持ち歩いている救急ポーチからピンセット、脱脂綿、消毒液を取り出し腰を下ろす
ウエストポーチは正義()
『ほら、そこ並べ』
「何で貴方に手当されなきゃいけないんですか」
「そうだよほっときゃ治るぜこんな怪我」
『そんなボロボロヘロヘロの状態で部屋に戻って自分で傷の手当をするのか?間違いなくサボるだろ、万が一を防ぐためにやるんだよ 大人しく手当されて帰って寝ろ』
「……いろいろムカつくが君の言う通りだ、感謝する」
「チッ」
腰を下ろした2人に遠慮なく消毒液をぶっかけるまであと1秒
-その後-
(あれ、アイツなんで女子寮の方へ歩いてったんだ…?)
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「」の前に苗字入れた方がいいですかね?書き分け出来てる自信が無い…
そしてしれっとヒロに絆創膏もらいに行くイベントを吹っ飛ばしてしまった…でも早く絡ませたかったんだッ
…どっちも盛り込める文才が欲しい笑
どのタイミングでAさん=女性にしようかという見切り発車っぷり。
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (6月6日 16時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遥希 | 作成日時:2022年5月4日 23時