三羽目 ページ4
「あ、A」
私達の前に現れたのはポートマフィア最年少幹部
『太宰!』
「げっ…青鯖…」
太宰治だ。
中也の前からスルリと抜け出し、太宰に飛び付く
「あ、手前!」
「おっと、もしかしてA地下から抜け出してきたの?」
『まさか!森さんに呼ばれたからだよ』
そう云い乍太宰の胸にうりうりと頭を擦り付ける
柔軟剤のような良い匂いがした
そんな私の頭をいい子いい子、と云いながら太宰が撫でてくれた
「手前、Aから離れろ!」
「蛞蝓が煩いなぁ…Aから私に抱きついてきたんだよ?」
『あ、待って苦しい』←
云い合いをするのは構わないんだけど、太宰しまってる。私の頚が駄目になるから!←
「まぁいいや。じゃあさA、今夜私と出掛けようよ」
『外に出られるの?』
「駄目だ!手前は明日首領と出掛けるんだろ?」
太宰の言葉に嬉しそうな表情をする私の襟首を引っ張る中也。
待って、またしまってる←
「首領と?………残念、じゃあ私との外出はお預けかな」
『え……私は森さんとじゃなくて太宰とがいい…』
「アホか。そもそもこのクソ鯖と出掛けてる時点でアウトだわ」
そりゃそうだけど……
幹部になった太宰は忙しいのか、中也に嫌味を云った後去っていった
「たくっ!………手前、体温下がってきてるだろ?早く戻るぞ」
『……うん…』
「…………後でなんか暖かい物持ってってやるよ」
『!……うん』
そう云って私の手を引いた中也の手は、当たり前だけど凄く暖かかった
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七巳流 - 太宰さぁー〜ーーーん (2022年7月10日 16時) (レス) @page34 id: 910d5180ae (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - Юрияさん» コメントありがとうございます!期待に答えられるように頑張ります! (2019年4月29日 19時) (レス) id: 5e06df6d00 (このIDを非表示/違反報告)
Юрия(プロフ) - とても面白いです!此れからも、更新楽しみにしてます!更新、頑張ってください! (2019年3月17日 23時) (レス) id: f4565d370d (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 山吹晋助さん» 態々返信して頂いてありがとうございます。面白いお話にすることが出来ず力不足で申し訳ないです……そう言って頂けて光栄です。これからもよろしくお願いします! (2019年3月8日 19時) (レス) id: 5e06df6d00 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - ウナさん» コメントありがとう御座います。これからもよろしくお願いします! (2019年3月8日 18時) (レス) id: 5e06df6d00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レイ | 作成日時:2018年9月3日 23時