二羽目 ページ3
「首領、中原です」
「入りたまえ」
なんだかんだで首領室に無理矢理連れてこられた私
中也に手を繋がれた状態で森さんとエリスちゃんのいる部屋へと入室する
「よく連れてきてくれたね、もう下がっていいよ」
「………おい、手ぇ離せ」
『嫌だ。中也が居てくれないのなら私も帰る』←
森さんに云われた通り帰ろうとする中也の手を握って離さない私
はたまた引っ張り合いの攻防が始まった
森さんの前だからかそこまで大きく出ない中也。心なしか顔が赤い気がする
「わぁーったから!ここに居るからその手を離せ!」
『やったぁ、絶対ね』
パッと手を離した瞬間、中也が寂しそうな顔をした気がした
「…それでねAくん。今日私が君を呼んだのは、エリスちゃんと一緒にお出掛けしてもらおうと思ってね」
「Aと一緒がいい!!」
『…外に…出られる…?』
最後に外に出たのは、森さんには内緒で太宰につれ出して貰って以来だ
久しぶりの外出と聞いて心踊らせていたが、森さんも同伴すると聞いて出掛けたく無くなった←
「ひ、酷いよAくん…!!…じ、じゃあまた明日迎えに行くから、それまでに準備しておいてね」
『え〜……はーい…』
「よろしくね」
私の心を読んだかのように森さんは泣きそうな顔をした後、何事も無かったかのように話しを進めた
私の拒絶の言葉は森さんから発せられる威圧感によって喉の奥に押し返された
エリスちゃんには惜しまれたが、また中也に手を引かれて森さん達のもとを後にした
『もう少し外にいたい』
「駄目だ。首領からすぐに戻せと云われてる」
廊下でギャーギャーと云い合いをしていると、そこにある人物が現れた
「あ、A」
596人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
七巳流 - 太宰さぁー〜ーーーん (2022年7月10日 16時) (レス) @page34 id: 910d5180ae (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - Юрияさん» コメントありがとうございます!期待に答えられるように頑張ります! (2019年4月29日 19時) (レス) id: 5e06df6d00 (このIDを非表示/違反報告)
Юрия(プロフ) - とても面白いです!此れからも、更新楽しみにしてます!更新、頑張ってください! (2019年3月17日 23時) (レス) id: f4565d370d (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 山吹晋助さん» 態々返信して頂いてありがとうございます。面白いお話にすることが出来ず力不足で申し訳ないです……そう言って頂けて光栄です。これからもよろしくお願いします! (2019年3月8日 19時) (レス) id: 5e06df6d00 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - ウナさん» コメントありがとう御座います。これからもよろしくお願いします! (2019年3月8日 18時) (レス) id: 5e06df6d00 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:レイ | 作成日時:2018年9月3日 23時