あの景色をもう一度【ハイキュー】 (ページ8)

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第6球事の発端ページ8

Aside

日＆影「はははあああああーー！？」

日「チームメイトの自覚って何！？どうやんの！？」

影「知るか！！」

日「入れてください！バレーやらせてください！俺、影山ともちゃんと仲良くしますからー！」

扉越しに聞こえてくる2人の必死な声

そもそも、この2人…

入学初日から

いったい何をしでかしたのだろう？

菅「いいのかよ大地、貴重な部員だろ。っていうかチームとかって徐々になっていくものだろ？」

澤「分かってる！」

相当お冠の大地さんを横目に、小声で龍に尋ねる

「ねえ、あの2人、どうしてこんなことになってるの？」

田「あー、お前あの時まだ来てなかったもんな。あいつら、大地さんの話も聞かずに、勝手にコートで勝負しだしてな。日向のレシーブミスったボールが、たまたま体育館に来た教頭の顔面に当たって…ヅラも吹き飛ばしちまったんだよwww」

「めちゃくちゃ面白いやつじゃんwww」

田「だろ？www」

あれ、待てよ？

人に雑用押し付けて、自分は優雅に部活見学ですか？

だからこういう目に合うんだよ！

ざまあみろ！！

急に日向くんの声が止み、影山くんの声がする

影「すみませんでした！こいつともちゃんと協力します！部活に参加させてください！」

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

澤「本音は…？」

影「ｳｯ………………ｸｯ…………試合で、今のこいつと協力するくらいなら、レシーブもスパイクもトスも全部、俺1人でやれればいいのにって思ってます」

日「何言ってんのお前…！？」

澤「ｱｯﾊﾊﾊﾊ…なんで本当に言っちゃうんだよ、本音を！いいと思うよ、そういうの。でもさ、ボールを落としちゃダメ、持ってもダメ、1人が続けて2度触るのもダメっていうバレーボールで、どうやって1人で戦うの？」

ｶﾞﾁｬﾝ

彼は良くも悪くも、裏表のない素直な人間だ

日「お前なんなの？実は馬鹿なの？」

……………そうとも言うのかも

***

「潔子さん！準備お任せしてしまってすみません！」

清「大丈夫だよ、Aちゃんこそ受付の仕事お疲れ様！」

「ありがとうございます！」

菅「俺、あの2人が話してるの見るだけで癒されるわ〜」

田「スガさん…！俺もっす！！」