第16球 コートに立ちたい ページ18
影山side
月「王様らしくないんじゃな〜い」
日「今打ち抜いてやるから待ってろ!」
俺に売られた喧嘩をなぜか日向が買ったことで、月島は標的を日向に移した
月「君、明らかにスパイカーに向いてないでしょ」
確かにバレーにおいて、こいつの身長は圧倒的に不利すぎる
日「確かに、中学ん時も、今も、俺、飛んでも飛んでもブロックに止められてばっかだ。バレーボールは高さが必要。いくら高く飛べても、圧倒的な身長差は埋まんねぇ。」
それが分かっているのになんで…
日「だけど、あんな風になりたいって思っちゃったんだよ!だから、不利とか不向きとか関係ないんだ。この身体で戦って、勝って勝って、もっといっぱいコートに居たい!」
出会ったばっかでこいつのことはよく知らねぇ
でも最後に言ってたことはよくわかる
日『(いやだ…)』
影『(俺はまだ…)』
日&影『(まだ、コートに立っていたい!)』
月「だからその方法がないんでしょ?精神論じゃないんだっ」
「そんなことない」
月島の言葉を遮るようにAさんが口を開いた
「どんなに小柄でも、どんなに高い壁があろうと、ネットから手が出るのであれば、方法はいくらでもある。だって、バレーは一人じゃない!」
この人はいつだってそうだ
どんなに迷ってても、道しるべになる言葉をくれる
『影山くん…あなたは何のためにトスを上げるの?』
つい数日前、Aさんに言われた言葉
今なら答えが見える気がする
影「スパイカーの前の壁を切り開く。その為のセッターだ!」
「「「「「「……!」」」」」」
ガシッ!
日「なんだよ、影山!ちょ、痛えよ!」
影「いいか。打てないならかわすぞ。お前のありったけの運動能力と反射神経で俺のトスを打て!」
田「はぁ?それ速攻の説明かよ?」
日「分かった」
田「嘘つけ!わかってねぇだろ!」
日&影「とりあえずやってみます!!」
こいつの反射とスピードなら、速いトスだって打てるはずだ
と思ったが
日「うお!」
スカァ
日「うぁ!」
スカァ
日「よ!」
スカァ
何度やっても失敗しかなかった
日「全然タイミング分かんねぇよ…」
影「お前反応速いんだから、もっとこう、バッと来いよ!グワッと!」
日「バッなのかグワッなのか、どっちだ!!」
田「重要なのはそこじゃねぇよ!」
菅「影山」
突然、菅原さんが俺の名前を呼んだ
***
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幸人 - これは初神者 (2019年10月4日 17時) (レス) id: fa5f2782df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rei | 作成日時:2019年7月7日 5時