35*たからもの ページ36
朔間凛月 side
コンビニでまぁ君が食べてたお菓子をAと食べたくて買って、冷たい甘酒も売ってたからAにあげる
レジを終えて外に出ればAが知らない子達の真ん中に…誰？
「凛月君のファンです！」
「よくライブに行きます」
顔色悪いAの側にいくも、顔を見せてくれない。
覗き込めば家では見せることの無い狼狽える瞳。
「望月さん大丈夫ぅ？
お家まで送ってあげるよ？」
「具合悪いのかなぁ？
心配〜」
「A、お家に帰ろう？」
頷くAの手を引けば悲鳴にも似た声…
女の子はファンだから大切にしなきゃいけないけど…
セッちゃんならプライベートって線引きするよね
「ごめんね、今はプライベートだし
Aの具合が心配だから…」
気にせずに横を通りすぎるも今度はヒソヒソとした声。
「朔間凛月とよくいるけど彼氏？」
「あんな根暗のどこがいいの…」
彼氏か〜♪
それはいいかも。でもAの事悪く言われるのはイヤ。
「Knightsはこの前のＤＤＤでがっかりしたけど、朔間凛月も女持ちとか。
アイドルのくせに意識低すぎない?!」
「朔間零の弟だから出てるだけでしょ。」
まぁ色々あったけど、仕方ないし
俺の事は何を言われてもいいよ
人の声なんて興味ない
『凛月さまを知らないくせに…
邪推でこの御方を汚さないで下さい』
俯いていたAは振り返り、女の子達に良い放つけど…
「なにあの目の色…」
「気持ち悪っ」
Aの目は黒と青の宝石みたいだと俺は思う。
キラキラしていて綺麗で…俺の宝物。
「A。もういいよ？
…おいで。」
人前なんて気にもせず抱き締めれば少し震えていて、すんすんと鼻を啜っている
Aが目の色を気にしていることは小さい頃から知っている。
「俺の事は何と言ってもいいけど、Aを傷付けることは許さないよ？
…これ以上泣かせるなら殺すよ？」
逃げていった女の子達はどうでもいいけど、
今はAが大事。
手を繋ぎ直し、家へと急ぐのが先決だよね。
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りっちー(プロフ) - 面白かったです！更新頑張って下さいね〜！ (2018年5月21日 20時) (携帯から) (
レス) id: ee27b93d84 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - 夢小説好きなネコさん» 高２の後半、もうすぐ３年になる時期からのスタートなので俺様じゃありません。 (2017年8月2日 10時) (レス) id: efb045d001 (このIDを非表示/違反報告)
夢小説好きなネコ - 兄者って高2の時俺様だったような… (2017年8月2日 5時) (レス) id: fcd198aace (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モカ
| 作成日時：2017年7月29日 16時
