27*キラキラと輝く ページ28
はすみんのお小言が長くて長くて…
よく動く口だと、最終的には観察して、それもバレて怒られる。
仕方無く部活に加入しなくてはならず…部活見学と言うものをしてこいと。
「紅茶部に入らないかい？活動は週に１日でキミの大事な凛月くんも入部しているよ。」
「望月様、僭越ながらわたくしが部活見学の案内を致しましょうか？」
パンフレットとにらめっこしている私に声を掛けて下さったのは腹のそこが読めなそうな彼
やはりニコニコとしていて…
『ありがとうございます。では、お願いします。』
生徒会室にはまだ馴れなくて、逃げるように伏見弓弦さんの申し出に頷いた。
とても丁寧に案内してくれて、自分で回るよりスムーズに巡れている。
『あの…私のことは様つけ等は不要です。
ご存知かと思いますが朔間家の従者ですので、様付けは何と言うか…』
「ふふ、ならばAさんとお呼びしてもよろしいですか？
わたくしは姫宮家の執事をしておりますので同じような立場ですね。」
姫宮…さっきのピンクの子。
話を聞けば正式な生徒会のメンバーではないものの、手伝いをしているらしい。
はすみんが一目置くくらいだから優秀なのだろう。
「Aさんは活動が少ないところが良いのならばやはり文化部がよろしいのではないでしょうか。
先程会長様が仰っていましたが紅茶部には凛月様がおりますし、良いのでは？」
『…凛月さまが楽しそうに部活の話をしてくれたことがあって…そういう場に私が足を踏み入れてしまうのは気が引けると言いますか…』
なるほど、と言いながら伏見君は柔らかく笑う。
その足で文化部を見て回り、最後の部室に足を踏み入れれば真っ暗…
「こちらは海洋生物部です。
どなたか部員のかたは…」
「部長殿であるか？
…これは隣のクラスの伏見殿と３年の転校生殿であるな。」
伏見君が長髪の彼に話をしている間に私はキラキラ光る沢山の水槽に目を奪われていた。
見たことのない魚やカメもいる。
「Aさん、海洋生物部の活動は毎日の餌やりや定期的な水槽の掃除だそうですよ。」
「活動と言うより世話をしているぞ。」
『…私も海洋生物部に入ってもいい？』
「もちろんだいかんげいですよ〜」
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りっちー(プロフ) - 面白かったです！更新頑張って下さいね〜！ (2018年5月21日 20時) (携帯から) (
レス) id: ee27b93d84 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - 夢小説好きなネコさん» 高２の後半、もうすぐ３年になる時期からのスタートなので俺様じゃありません。 (2017年8月2日 10時) (レス) id: efb045d001 (このIDを非表示/違反報告)
夢小説好きなネコ - 兄者って高2の時俺様だったような… (2017年8月2日 5時) (レス) id: fcd198aace (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モカ
| 作成日時：2017年7月29日 16時
