24*待ち受ける結末は花咲くもの ページ25
「ははっ、そう言ってもらえるとやっぱり嬉しいね。
よかったらこの後デートしない？」
『そうやって皆に言っているくせに。
...本当にお疲れ様でした。』
「フラれてしまったのう、薫くん。
おぉ、わんこにアドニス君もよくやってくれた。」
私の頭に日中のようにユニットの帽子を被せ、他のメンバーに労いの言葉を掛ける零さまは、きっとまだ諦めていない。
綺羅星…trickstar頑張って下さい。
面識は衣更くんしかないけれど望みを託したい
決勝戦はRa*bitsの子達と観戦席から見つめることになり、零さまとは一緒に帰る約束を交わし離れることに。
ステージ上には英智君や日々樹さん
病院で見ていたか弱そうな姿はなく威風堂々とした皇帝と呼ばれる姿がそこにはある。
零さまを撃ち破ったfine
対するtrickstarも団結力の強さと、これまでの戦いで溜まっていたフラストレーションを爆発させるかの如く圧巻のパフォーマンスを見せ付けている
結果は僅差ながらもfineの勝利…に思えた。
英智君の体力が底をつき、立っていることすら限界らしく、最終的にtrickstarの勝利で幕は閉じた。
腐敗した学院が変わる。
trickstarのオレンジ色のこの掛け声で会場一帯がお祭り状態になるも、なずにゃんに声を掛けて外に。
すっかりと陽も暮れ、空は紺色に煌めきを纏っている。
春先のひんやりとした風が首筋を撫でていく。
零さまはtrickstarの側に居るかな…。
帰る約束はしているけどいつになるかわからない。
帰って夕飯の準備をしなきゃ。
凛月さまがお腹を空かせているかもしれない。
『…凛月さま…どこにいるんだろう？』
始めに零さまに連絡をするも繋がらず、メッセージで先に帰り食事の準備をする旨を送信し
凛月さまに連絡をするもこちらも繋がらない。
仕方無く一度教室にバックを取りに戻ることに。
「…A？」
暗い教室から聞こえたのは耳に馴染んだ独特の声。
『泉くん、こんなところでどうしたの？
皆講堂にいるけど…？』
「それはこっちのセリフ。
あんたこそ何してるの？」
『帰るからバックを取りに来たの。
そうだ！凛月さま見なかった？
夜だから元気だとは思うけど、姿が見えなくて…』
「…あのステージのあとからは知らない。」
どこにいるんだろうか…
暑さのせいで倒れてなければいいけど。
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りっちー(プロフ) - 面白かったです！更新頑張って下さいね〜！ (2018年5月21日 20時) (携帯から) (
レス) id: ee27b93d84 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - 夢小説好きなネコさん» 高２の後半、もうすぐ３年になる時期からのスタートなので俺様じゃありません。 (2017年8月2日 10時) (レス) id: efb045d001 (このIDを非表示/違反報告)
夢小説好きなネコ - 兄者って高2の時俺様だったような… (2017年8月2日 5時) (レス) id: fcd198aace (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モカ
| 作成日時：2017年7月29日 16時
