22*青と黒からみる世界 ページ23
開催されたＤＤＤはRa*bitsと共に行動をしていた。
なずにゃんも光くんも友也君も創くんもみんなヤル気満々で緒戦は軽く突破することができた。
「よぉし、みんなえらいぞ！
この調子でどんどん勝ち進むぜ」
なずにゃんも打倒生徒会の志のもと、気合い十分。
見上げた空は雲ひとつない青空。
春だと言うのに気温もどんどん上がっている。
小脇に抱えていた小さめのクーラーボックスにはトマトジュースとスポドリを常備。
途中で会えたら渡したい。
「に〜ちゃん、まだ時間もあるから北斗先輩…トリスタのステージいってきても良い？」
「ボクも明星先輩の応援に行きたいです。」
「そうだな。皆でいってみようぜ、Aも行くだろ？」
『うん、いいよ。』
trickstarのステージは随分と端で、そのわりに人だかりが出来ていた。
見覚えのあるすらりとした体型
「んにゃ？零ちんがいるってことはもう緒戦は勝ったんだろうな。
ん？A…」
『零さま…勝ち進めたようですね』
「なぁ、こっち向いてくれないか？
…あーやっぱり左右で瞳の色が違うんだにゃ。
室内じゃわからなかったけど、外だとはっきり見えるんだな」
すっかり隠すことを忘れていたんだ。
常に外にいる今日は帽子なりサンバイザーなり付けていないといけないことを。
『…あ、の…これは……』
「おぉ、これは仁兎君ではないか。
そちらも緒戦は突破したようじゃなぁ。」
不意に頭に乗せられたもの。
すぐ隣に立ち影を作ってくれた人。
未だにコンプレックスだらけの私はその人の服をそっと掴んでいた。
「お互い頑張ろうぜ。
トリスタはKnightsとか。」
「可哀想な事に旗色が悪いのはKnightsじゃよ。
可愛い凛月も日差しに負けてグロッキーのようじゃし。」
零さまの影からそっとステージを覗けば具合の悪そうな凛月さま。
この暑さの中、こんな明るすぎるステージで…
『凛月さま…！』
被らされていたものが零さまのユニットの帽子。
それを返しステージに目を向けるも…
悲惨とは言い過ぎだけど、団結していないのが分かる。
結果は僅差ではあったがKnightsは負けていた。
「A、我輩は次のステージに行かねばならぬ。」
『零さま、頑張って下さいね。
これトマトジュース。』
「冷たくて美味しそうじゃ。
Aや、その瞳はとても綺麗で我輩は大好きじゃよ。」
頭を撫でてから颯爽と零さまは行ってしまわれた。
「A…目の事気にしてたみたいでごめんな」
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りっちー(プロフ) - 面白かったです！更新頑張って下さいね〜！ (2018年5月21日 20時) (携帯から) (
レス) id: ee27b93d84 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - 夢小説好きなネコさん» 高２の後半、もうすぐ３年になる時期からのスタートなので俺様じゃありません。 (2017年8月2日 10時) (レス) id: efb045d001 (このIDを非表示/違反報告)
夢小説好きなネコ - 兄者って高2の時俺様だったような… (2017年8月2日 5時) (レス) id: fcd198aace (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モカ
| 作成日時：2017年7月29日 16時
