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番外編 悪巧み ページ27





『高杉〜次の体育のさダンス一緒に組も』

『お前、ダンスできたっけ?次のダンスあれなんだぞ。ずっと手を繋いだままの変わったダンスだからお前が転んだら俺も道連れだからな。』


『分かってるって。だから、練習一緒にやろ!今すぐ手を出して!』


手を握るなて、浦田先輩もしたことない技。教科書を置いて、渡り廊下で練習する私たち。浦田先輩の表情は?


『おーい、A?.....。』


固まった。上手くいったのかな?下を向いて、歩いてくる浦田先輩。雲がかったような表情で私たちを捉える浦田先輩がいた。すごいオーラを放つ浦田先輩。


『さっ、さぁ体育館へレッツゴー!!』


これじゃあまるで私が浦田先輩を無視してるみたいでなんか虚しい。行こうとしたらどうしても前へ行けない。ひょっとして?と思い後ろを振り向く。後ろでは、高杉が汗をいっぱいかいて高杉の片手を握って、すごい力で高杉を止めている浦田先輩がいた。


『お前ら…』


浦田先輩の突然の、雄叫びにびびり微かに私の唇が高杉の頬に当たる。浦田先輩は、何だか落ち着きがないというか私の手首を強く握る。痛い。


『浦田先輩痛いです。』


浦田先輩の感情が直に伝わる。焦っている。ある意味作戦は成功なのだろうか。


『俺だって‥‥』

『うら兄、腹パンやめてくれよな痛てぇよ』


蹴られた当たりを抑えながら立ち上がる高杉くん。一生眠ってろっと思う私は末期。


『浦田先輩なんですか?』


私を掴む手首が緩む。少し楽になったかも。


『俺だって.....Aと恋人繋ぎぐらいはしてーよ。』


恥ずかし気味にいう彼は顔を赤くしてまるでゆでダコ見たいだった。ちょっと可愛いお願いがどうしても可愛く思えて笑ってしまう。


『ふっ.....あははっ』

『何笑っていやがる』


ギロって睨む彼はお構い無しに私は彼の願いを叶えることに。


『...なっ』


彼の前髪をかきあげて、おでこに触れるだけのキスをして恋人繋ぎをしてあげた。彼は、動揺していて何が起こっているか唖然と立っていた。


『願いを叶えてあげましたよー?』


少し意地悪で言うと浦田先輩は参ったのか、口元を隠しながら『また、惚れさせやがって』と言いながらどこかえ行った。


『リア充タヒね』

『欲望が丸見えですよ高杉くん。』

『俺を忘れるなこのリア充め』

『なんの事かなー?』


ギャハッハと笑いながら渡り廊下を走る私に待てーと言いながら追いかけてくる高杉でした。

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わいなり〜 - うらたさん最後イケメンすぎたんですが…感想叫びますね。高杉いいいいいいいい!付き合ってくれええええええ!! (2019年7月26日 23時) (レス) id: 44c20bad9a (このIDを非表示/違反報告)
えのぐ(プロフ) - コメント失礼します。前作から好きでずっと見てきました!細かいところまで表現された感情がとても素敵です!今度こそ夢主ちゃんの恋が叶うのも見てみたいので、1意見としてお願いします。これからも応援してます! (2019年7月16日 21時) (レス) id: 659d961cb7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:薇兎ーらぅー | 作成日時:2019年7月16日 8時

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