第2話 ページ3
・
あなたがいる高校に、入って1週間が経った。特に変わらない毎日を過ごしている。一つの目的があるとするならば、先輩を探すことぐらい。決して、ストーカー行為などしてないと断言する。そして、つい昨日のことだった。
浦田先輩の家が、近所でしかも自分の家の後ろの方にあるなんて知らなかった。気付かないというか、そもそもあまり接点がないのだから登下校の姿を見るはずもない。それでも、嬉しかった。
浦田先輩が、所属する軽音部に入ろうとした。でも、色んな理由から今年度は、女子部員が禁制になっていた。音楽は、出来ないけどマネージャーならできると思っていた。
寂しい、会いたい、話したい。
そんな気持ちが、日々募っていく。
学年も違えば、会える機会が少ない。もしかしたら、浦田先輩は私のことを覚えてないのかもしれない。会いたい、貴方に会いたい。
中学の頃みたいに、何気ない会話で浦田先輩が笑ってくれればそれだけで充分なの。いつ会える?いつ話せる?そんな事を気にしてばかりで、授業になんか集中出来ない。
でも、私は知っている。
浦田先輩が私に振り向くはずがないって。
だって、貴方は先に恋を知ってしまった。
春瀬先輩という、あの子に
この気持ち、どうすればいい?
・
206人がお気に入り
「歌い手」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わいなり〜 - うらたさん最後イケメンすぎたんですが…感想叫びますね。高杉いいいいいいいい!付き合ってくれええええええ!! (2019年7月26日 23時) (レス) id: 44c20bad9a (このIDを非表示/違反報告)
えのぐ(プロフ) - コメント失礼します。前作から好きでずっと見てきました!細かいところまで表現された感情がとても素敵です!今度こそ夢主ちゃんの恋が叶うのも見てみたいので、1意見としてお願いします。これからも応援してます! (2019年7月16日 21時) (レス) id: 659d961cb7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:薇兎ーらぅー | 作成日時:2019年7月16日 8時