第13話 ページ14
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電車で帰る今、隣の車両に君が眼鏡をかけて本を真剣に読んでるのを発見!真剣なその顔もとても素敵。声掛けたいけど読書してるから今日は静かに帰ろう。そう思ったのに電車が止まった瞬間君はこちらに来た。
『お前の家って、ここら辺だっけ?』
私の隣に躊躇もなく座る浦田先輩
『春瀬先輩とお茶してたのでその帰りです』
[春瀬先輩]のキーワードに興味ヲ持ったのか少し興奮する君。わたしの名前言ったら興味持ってくれるのかな?
『なんか、俺の事言ってた?』
先輩も気になるんだ……言えない
言いたくない
『秘密です』
『絶対隠してんな、お前』
言いたくないよ...もう少しで告白される君のお手伝いなんかするなんて。でも、貴方の前では笑顔でいたい。他愛のない会話をしていると目的の駅に到着した。浦田先輩と帰ることに!!
『なぁなぁ、同性のお前でも、春瀬可愛いと思うよな』
惚れそうなぐらいの笑顔で言う君。ほかの女の話なんかしたくないし君から聞きたくない。耳を塞ぎたいぐらいだ。
『そうですね。雰囲気が好きです』
嘘は言ってないはず。君に合わせるのにも大分疲れてくるよ。
『そうだ!Aさ、春瀬の好きな人聞いてくれねぇ?』
なんで私なの?!
また自分を傷つけないといけないの。
『知ってるけど先輩だけには教えませーん!』
『えー』と言う浦田先輩
貴方の好きな人は私じゃダメですか?
貴方の運命の人は私じゃダメなんですか?
片想いってこんなにも胸が苦しくなるもんなんだね。
知ってたけど、分かっていたけど
知りたくもなかった
『つらいよ』
好きな人の好きな人になれないのかな
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わいなり〜 - うらたさん最後イケメンすぎたんですが…感想叫びますね。高杉いいいいいいいい!付き合ってくれええええええ!! (2019年7月26日 23時) (レス) id: 44c20bad9a (このIDを非表示/違反報告)
えのぐ(プロフ) - コメント失礼します。前作から好きでずっと見てきました!細かいところまで表現された感情がとても素敵です!今度こそ夢主ちゃんの恋が叶うのも見てみたいので、1意見としてお願いします。これからも応援してます! (2019年7月16日 21時) (レス) id: 659d961cb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:薇兎ーらぅー | 作成日時:2019年7月16日 8時