パン屑9個 ページ11
コン「よかったね?みっどー」
ミド「ん、ウマイ」
歩きながらパンを齧るみっどー。基みどりいろくん
基本外に出たがらない彼が、
自分から着いてくると言ったのは少し驚いたが…
嬉しそうな顔を前にするとそんなことどうでも良くなる
コン「そんなに美味しかったの?w」
ミド「アゲナイヨ」
コン「いいよ俺はw」
ミド「明日はお休みってイッテタネ」
コン「パン食べれなくて残念?」
ミド「ベツニ」
そう言いながら、早くも2つ目を口に含む
すぐに嬉しそうになる彼を横目に、昼間の出来事を思い出した
城門から真っ直ぐ行った噴水
そこが、彼との合流場所だった
しかし時間になっても一向に現れず…
"ダメだったかぁ"なんて思っていると
先日見た店印がついた紙袋を抱えた子供が目の前を走っていった
連れている2人は、背丈に合わない服装と細さで…
数分後には、来た道を戻るように駆けていく
その後を付けようと思ったのは…あぁ、そうだ
汚く笑う大人が、俺より先に後をつけていたからだ
一定の距離を保ってついて行くと、昨日のパン屋に着いた
子供達は無邪気に店主に報告して…
暗がりが好む裏路地に駆けていく
それだけだと思った自分は、きっと平和ボケしてたんだろう
踵を返して噴水の前
日が傾き始めた頃に、彼は俺の前を走っていった
向かう先は国を総べる俺達の住む城
門番に何か伝え中に入ってくと、少しして出てきた
その顔は焦りに染っていて…
何かあったのだと思わざるを得なかった
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_teto__teto_(プロフ) - とくめいさん» ありがとうございます。これからもっと増えると思いますが…何卒、よろしくお願いします┏● (2023年2月27日 21時) (レス) id: 81bd52e713 (このIDを非表示/違反報告)
とくめい - コメント失礼します。こちらのお話めちゃ好みに刺さりました!v.v.tの登場も熱い!応援してます更新ファイトです!(プレッシャーになりませんように…) (2023年2月26日 19時) (レス) id: e3803de454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:_teto__teto_ | 作成日時:2023年2月14日 18時