＿＿＿＿７ ページ7
You side.
いやいやいやいや、おかしいおかしい。
昨日起こったことだってまだ消化出来ていないというのに。
生徒「さっきあそこに、」
お願い、！
いないってことにして、
「ひっ、」
そんな願いも虚しく、グンッとブレザーの襟を掴まれ無理やり立たされた。
ラ「何してんの？」
ニコッと爽やかに笑う先輩は、探したじゃん、なんてその笑顔を崩さない。
「な、なんですか、」
ラ「一緒に帰ろ。」
え、何で？とクラスが騒つき始めた。
ラ「あー....ちょーどいいや。」
「へ？」
グッと肩を抱き寄せられた私は、教室のど真ん中で先輩にくっついた状態で高らかに宣言された。
ラ「皆に紹介しとくね。この子、俺の彼女。そういうことだからよろしくね。」
ピキッと凍るように停止した教室の空気が痛くて仕方がない。
状況が飲み込めないまま私の鞄を持った先輩に手を引かれ教室を出ると、悲鳴のような叫び声が背中の方から聞こえた。
「せん、ぱい、！」
学校から少し離れたところで声を掛けると、先輩は少し雑に手を離した。
「あんな教室の真ん中で宣言する必要ないじゃないですか！」
ラ「そういう約束でしょ。俺だってバラされても困るし。」
先輩はポケットに手を突っ込んだままベンチの背もたれに寄り掛かった。
ラ「どう考えても俺の方が分が悪いし彼氏っぽいことくらいしてやんないとバラすでしょ？」
別に最初からバラす気なんてないのに、
「にしたって、あんな宣言....学校行きづらくなるじゃないですか....」
ラ「何で？」
「何でって、先輩人気だから....」
素顔知らないんだし、私が彼女だなんて絶対納得してないよ。
ラ「別に俺アイドルじゃないし。それに俺のこと好きって言ってたじゃん。」
そう言ってあの手紙をヒラヒラとひけらかす先輩。
「あ、あれはちょっと流されただけっていうか、」
ラ「もう皆に宣言しちゃったから今更撤回とか出来ないよ。」
「あ....」
ラ「お互いwin-winなんだからいいでしょ。Aは俺の彼女ってことで。ね？」
あぁ、どうしよう。
また流されそうだ。
.
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cleam(プロフ) - y?さん» y?様、お返事が大変遅くなってしまい申し訳ございません……お恥ずかしながら通知を見落としておりました🙇🏻♀️今更ながら感謝をお伝えしたく返信をさせていただきます…！嬉しいお言葉ありがとうございました！ (12月14日 20時) (
レス) id: e2ba919ba9 (このIDを非表示/違反報告)
y?(プロフ) - とんでもないぎゅんぎゅんをありがとうございます！続きが見たくてみたくて苦しいです！ (7月16日 20時) (レス) @page39 id: a8178521aa (このIDを非表示/違反報告)
ﾗ ｲ ｽ(プロフ) - cleamさん» わああ、自担なので嬉しいです（ ; ; ） (2021年4月29日 6時) (レス) id: 6d246c6cb1 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - ﾗ ｲ ｽさん» ﾗ ｲ ｽ様＾＾渡辺くんの新作アップしたのでお知らせに参りました〜！笑 楽しんでもらえたら嬉しいです◎ (2021年4月28日 21時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
ﾗ ｲ ｽ(プロフ) - cleamさん» お願いします＾＾ (2021年4月27日 0時) (レス) id: 6d246c6cb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cleam
| 作成日時：2021年4月15日 22時
