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交際の報告会をするとお店から出た私達。
としくんはギュッと私の手を離さず隣を歩いている。
撮影部屋までそれ程距離はなくすぐに到着した。
私達はエレベーターに乗り、部屋の玄関にたどり着く。
としくんの家の時もそうだったけど、初めての場所でまたドキドキしだす。
と「Aはここで待ってて」
『うん』
私は玄関で待機し、としくんは呼んだら来てと言って先にリビングの方に行った。
と「わりぃ。戻った」
て「おかえりー。Aちゃんどうだった?」
と「あぁ…まぁ…」
ゆ「Aちゃんに会えなかったの?」
と「いや…そーゆーのじゃなくて……付き合うことになりました」
全員「えぇ!?」
と「A」
としくんが私を呼び、私もリビングの方にお邪魔する。
『こんにちは…』
て「としみつと付き合うってホント!?」
『はい』
て「マジかよー俺のAちゃんが…」
と「いつお前のもんになったんだ」
虫「いやーおめでとうございます。としみつもリア充ですかーアハハ…」
と「…てなワケで、報告の動画を撮りたいんだけど」
虫「そうだね。この記事の誤解も解かないとね」
『記事?』
ゆ「え!?Aちゃん知らないの!?」
ゆめまるさんは私ととしくんが交際してる等の記事を見せてくれた。
『知らなかった…』
虫「2人が今日交際したって事は誰かが悪質に載せたって事だよね」
『実は仕事を休む前に何度かとしくんのファンから色々言われたことがあって…』
と「だから休んでたのか」
り「かなりの悪質だね」
としくんは「わりぃ」と言いながら私の頭を撫でてくれた。
て「それじゃあ、それも踏まえて撮影しようか」
と「Aはカメラの裏で見てて」
『わかった』
私はカメラ裏で皆さんの撮影している姿を目に焼き付けてた。
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作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2021年8月18日 22時