33.としみつside ページ33
ここ最近撮影が忙しくAに会うことも連絡とることもできてない。
五平餅を食いたい気持ちもあるが、1番はAに会いたい。
今は文理対決の買い出し時間。
今のうちに少し店に行こうか迷っていると、ちょうど理系チームが帰ってきた。
し「ただいまー」
て「おせーぞ!」
虫「ごめんごめん。ちょっと寄り道しててね」
り「はい、お土産!!」
そう言ってりょうは両手に持ってた袋を俺達の前に置いた。
て「おっ!!これはもしや…」
り「Aちゃんとこの和菓子だよー」
ゆ「やったー!美味しそう!」
て「俺はこれー!」
し「ずりぃー!俺これ!」
てつや達は和菓子の取り合いしてる最中、俺の隣に虫さんがやって来た。
虫「しかし残念だね」
と「え?なにが?」
虫「いや、五平餅の件さ」
と「五平餅?」
俺は虫さんが言ってる事が分からず、質問を続けた。
と「五平餅がどしたの?」
虫「え!?としみつ知らないの!?」
虫さんは凄く驚く顔をしてたけど、俺には全く分からなかった。
虫「Aさん、五平餅作るの辞めたって…もしかして聞いてないの?」
と「え……?」
Aが五平餅を作るの辞めた?どうして?
初めて聞いた話で頭が真っ白になってる。
虫「それにお仕事休んでるとか…としみつ知らない?」
と「知らない…全部初めて聞いた…」
俺は訳が分からず頭を抱えていると、「あっ!!」とゆめまるが大きな声を出した。
ゆ「みんなコレ見てよ!!」
ゆめまるがスマホの画面を見せてきた。
そこには『東海オンエアとしみつ、和菓子店の店員と交際中!?』との記事が書かれていた。
て「としみつ…これって…」
と「俺…まだ…」
俺はまだ告ってないのにどこから…
……もしかしてA、この記事を見て!?
と「俺、Aに会ってくる!!」
俺は急いでAの元へ走っていった。
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作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2021年8月18日 22時