検索窓
今日:3 hit、昨日:20 hit、合計:32,174 hit

34 ページ34

仕事を休んでから数日が経った。

以前よりお客さんの数が減るも、いつ前みたいなお客が来るか分からず未だに仕事を休んでる。

のだが昼過ぎに母が私の部屋にやって来た。

主母「ごめんA。急用ができたから店番お願いしていいかな?」

『で、でも……』

主母「すぐ戻ってくるから。お願い!」

母は私の話を聞かず急いで店から出て行った。

私は渋々お店のホールに行くと、ちょうどお客さんは誰一人もいなかった。

このまま誰も来ませんようにと願うしかなかった。

だが1時間…2時間経っても母は戻ってこなかった。

今にでも誰かが来そうとオロオロしてると、ガチャっとお店の扉が開く音がした。

私は怖いと思い力強く目を瞑ると聞き覚えの声が聞こえた。

と「A!!」

そこには息を切らしてるとしくんの姿があった。

『としくん……』

私は恐る恐るとしくんの元に行った。

『久しぶりだ… と「どうして辞めたんだよ!!」』

としくんは私の声を遮って、まるで怒ってるように大声で話してきた。

『辞めたって何を…』

と「五平餅作るの辞めたって虫さんが…それに仕事も休んでるって」

『な、なんでもないよ』

私は作り笑いをし話を誤魔化す。

と「…お前嘘つくの下手だな」

そう言いながらとしくんは、私の目の雫を拭っていた。

そう…私は泣いていたのだ。

と「お前、俺のファンに目ぇつけられてたんだろ?」

私はとしくんの質問にゆっくりと頷いた。

と「どうして相談しなかったんだよ」

『としくんに…迷惑かけたくなかったから…』

私はそう言うと、としくんは私を優しく抱きしめてきた。

と「A……俺はお前が好きだ。だからお店に戻ってきてくれ。そして……









俺の為に五平餅を作ってくれ」

35→←33.としみつside



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (42 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
108人がお気に入り
設定タグ:東海オンエア , としみつ , YouTuber   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2021年8月18日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。