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り「ねぇ知ってる?としみつって大の甘いものが好きなの」


『甘いもの?』


り「うん。昨日ね差し入れでケーキを持ってきたんだけど、凄い目を輝かせてたんだ」


『そうなんですか!?』


り「それでね今日撮影に来る前にシュークリーム買ったんだけど、これナリちゃんが買ってきた事にして皆に振る舞ってみたらどう?」


『私がですか?』


り「うん。君からとしみつにあげると喜ぶんじゃない?」


と言いながらりょうさんは持ってる紙袋を私に渡してきた。


虫「あれ?2人とも何やってるの?」


2人で話してる中、部屋に虫眼鏡さんが入ってきた。


り「あ、虫さん。ナリちゃんが俺達に差し入れを持ってきてくれたんだ」


『えっ!?これは……』


1人慌てる中、隣にいるりょうさんは「大丈夫だよ」とアイコンタクトをとって、私は勇気を振り絞って話に乗った。


『は、はい。宜しければどうぞ!』


虫「わぁありがとう!!」


て「なになに?どしたの?」


私達の声が聞こえたのか他のメンバーもやって来て、てつやさんの背後にはとしみつさんの姿もあった。


『実は皆さんに差し入れと思いまして』


ゆ「えぇ!!嬉しい!!」


し「美味そー」


一人一人にシュークリームを渡すが、てつやさんだけ黙ったままだった。


『てつやさん?』


て「ごめん。ナリちゃん。俺、シュークリーム食えないんだ」


『シュークリーム……あぁ!!』


そういえばてつやさんシュークリーム食べれないんだった!!というかコレ用意してくれたのりょうさんだよね!?


『ごめんなさい!!私その事すっかり忘れてました……!!』


て「ううん。良いんだよ。気持ちだけ貰っとくよ」


し「んじゃ俺達はてつやの前で美味しく食べようかなぁ」


私はまたやらかしてしまったと落ち込んでいると、としみつさんはてつやさんが持ってるシュークリームを取った。


と「んじゃ代わりに俺が貰ってやる。余っててもしょうがねぇだろ」


そう言いながら、としみつさんは両手にシュークリームを持って私達の元から離れた。


り「えぇ、としみつだけずりぃ」


としみつさん……私からの差し入れだと思って2個持ってったのかな?



……いや気のせいだよね。
研修もまだ2日あるから挽回しないと!!と前向きに考える私であった。



















と「……甘ぇ」

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設定タグ:東海オンエア , としみつ , YouTube   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:コロッケ | 作成日時:2023年11月1日 5時

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