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「……うん!としみつさん素晴らしいです!今までで1番良かった!」
と「ありがとうございます」
「以上で収録は終わりです。ありがとうございました」
と「ありがとうございまた。お疲れ様です」
としみつさんは部屋から出てきて、私の元にやって来た。
『お疲れ様です。とても良かったです!』
と「お、おう。ありがと」
としみつさんはまた顔を赤らめていた。
『としみつさん具合悪いですか?』
と「だ、大丈夫!!少し疲れただけ」
『そうですか。なら少し休んでから帰りますか?』
と「いや……」
としみつさんはいきなり私に近づき抱きしめてきた。
『……!?』
えっ!?えっ!?としみつさんが私を抱きしめてる!?
『ちょっ!としみつさん!?』
と「……!?わりぃ!!大丈夫か!?」
『だ、大丈夫です……』
としみつさんがいきなり抱きしめてきて驚きが隠せない。
本来なら男性が抱きしめてたら硬直してるに違いないのに、何故かしないで済んだ。
何故だろう……としみつさんだから?
にしても抱きしめられた時何故か、さっきみたいに胸の奥がキュッとした。
としみつさんに特殊な効果を持っているのか?
と「サクラ?」
『は、はい!!』
と「怖くなかったか?」
『はい。どうやら、としみつさんに触れられる時は全然怖くないんです』
と「そんじゃ、もう1回やるか?」
『え!?』
と「うそうそ。そんじゃ帰るぞ」
としみつさんはニヤッと笑いロビーへ向かった。
『あっ、待ってください!』
としみつさんといると胸がドキドキする。
これって一体なんだろう。
私は疑問を持ちながら、としみつさんの後を追った。
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作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2021年9月14日 20時