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15話 ページ18

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「今日こそは遊ぼうぜ!」


終了のチャイムの音と同時にこっちに寄ってきたのは宮本だ。目をキラキラさせて、リベンジだとでも言うような視線をAに向けていた。


「んー…いいよ」

「えー…やっぱり無理か…ってえ?!いいの?」

「いいよって言ってるじゃん」

「どういう心境の変化だよ」

「ちょっと気分転換したいの」

「ふーん、じゃあどこ行く?」


先日のこともあってとても気分が浮いているAは、珍しく遊ぶのも良いかなって考え宮本の誘いを了承した。
宮本はとても嬉しそうにはしゃぎ、あそこに行きたい等と一人でぶつぶつ喋っていた。


「んー…やっぱゲーセンだな!」

「うん、知ってた」

「え?なんで?」


宮本と仲良く話して、目的地のゲームセンターへと足を進める。
ゲームセンターに近付いてきたのか、ゲームセンター独特の煩さが耳へと響き出す。学校帰りの学生や若い人が多く集うここのゲームセンターは少しばかり大きい。


「僕、ゲーセン初めてかも」

「え!まじで!?」

「うん、あんまりゲームなんてしないから」

「勿体ねぇなー!じゃあ今日は今までの分とことん遊んで、俺がまた来たいと思えるようにしてやる!」

「じゃあ頼んだ」

「おう!任せとけ」


無駄に気合いが入った宮本と一緒にゲーセンへと足を踏み入れたA。
UFOキャッチャーや、シューティングゲーム、色々なゲーム器具が置いてある店内は色々な照明で眩しかった。


「わー、これ可愛い」

「お前女子かよ…」

「だって可愛くない?これ」


そう言って指を指すA。
UFOキャッチャーの硝子の奥に置いてある景品を指していた。
猫の形をしたもふもふしてそうなクッションだった。


「お前女みてぇだな」

「これ取る、ちょっと持ってて」

「え、おう」


強引に宮本へとカバンを押し付け、お金を入れる。愉快な音楽共に始まりだしたゲーム。初めてのUFOキャッチャーで上手くいくかわからないけど、この可愛いクッションを必ず手に入れたい。先程の宮本より一層気合いが入ったAがここにいた。


「あー!」


チャレンジの結果、敗退。
かなりいい線行っていたのだが、掴めず取れなかった。
かなりショックを感じているA。



「えー?取ってやろうか」

「いいよ、大丈夫」

「そー?俺だったら取れるのにー」

「自慢要らないから」


UFOキャッチャーから離れ、他のゲームをすべく宮本と奥へと進んだ。
遊ぶのも中々いいかも知れない。



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幸福林檎 - 心理描写もすごく上手くて、大好きな小説です!初めてとは思えない!応援してます(^ ^) (2018年8月21日 23時) (レス) id: c84f1b316a (このIDを非表示/違反報告)
らそまる(プロフ) - 天岸悠樹さん» はい!お願いしますね! (2018年7月30日 3時) (レス) id: b11db4f032 (このIDを非表示/違反報告)
天岸悠樹(プロフ) - らそまるさん» やったあ!完成したら報告します! (2018年7月30日 3時) (レス) id: 2eadb8d21d (このIDを非表示/違反報告)
らそまる(プロフ) - 放射性アイソトープさん» 態々ご指摘ありがとうございました。作者らそまるの勘違いにて起こしてしまった間違いです。本当に感謝しております。 (2018年7月30日 3時) (レス) id: b11db4f032 (このIDを非表示/違反報告)
らそまる(プロフ) - 黒羽さん» ほんとうですか!?それはとても嬉しいですね、これからもお付き合い願います (2018年7月30日 3時) (レス) id: b11db4f032 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らそまる | 作成日時:2018年7月27日 22時

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