72話 ページ29
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「お、もういい時間じゃん。みんなもうそろそろ寝る？」
［え、らすくんもう寝るの！？］
［寝ません！］
［まだ全然活動時間ww］
22時過ぎ。
そろそろ配信切ろうかと声をあげれば、コメ欄に驚きの文字と草が並んだ。そんな草生やさないで。俺割と真面目だった。
「いや俺はまだだけど。小中学生はもう寝るだろ。え、俺のリスナーさんって学生さん多いイメージだったけどそんなことないの？」
［中学生だけどまだ寝ないですw］
［大学生！］
［高校生ですー］
［現役JK！］
［成人済です］
「高校生が多い？いや大学生辺りも多いな。小中学生意外と少ない…」
［らすくん落ち着いた声してるからですかね？］
［らすくん声大人っぽいから］
［小中学生リスナー増やしたいならもっとテンション上げなきゃw］
「そんなにテンション低いか…？」
［らすくんだけだと気にならないけどコラボすると低いw］
［他の歌い手さんと比べると低い気が…］
テンション低い、つもりはない。確かに高くはないけれど。
はしゃぐのは何となく苦手だ。面白いことが言えるわけでもないし、声だけでテンション上げるのとか無理だろ。
「まあ今のリスナーさんがテンション高くしてほしいって言うなら考えますけど。このテンションじゃ物足りない？」
［十分です］
［このままで！］
［らすくんはローテンションがいい］
「うわー、みんな俺のこと大好きかよ。ありがと、安心した」
［当たり前ですー！！］
［やっと気付いたんですねw］
［大好きだよ！］
「あ、なんか照れる。もう切っていい？」
耳とほっぺが熱い。
久しぶりにこんな顔が熱いかも、というくらい恥ずかしくなってきた俺は、それを誤魔化すために軽く笑いながら声をあげた。
キャスってこーゆうところが好きだ。
今俺がどんなに顔を赤くしたってリスナーさんには絶対見えないんだもんな。
［可愛いww］
［終わります？］
［お疲れさまです！］
［らすくんが終わりたいなら！］
［ええもう終わりですかー？］
やっぱり俺のリスナーさんって民度高いし優しい。
ほっこりした気分になった俺は、小さく笑って囁いた。
「長い時間ありがとう。おやすみ」
［おやすみー！］
［お疲れさまでしたー］
［おやすみなさい！］
【オフライン】
らすく。@
暇つぶし付き合ってくれてありがと
−AAA@
らすくんデレ期？
−BBB@
こちらこそ癒しをありがとうございました！
−CCC@
楽しかったです！
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暁☆(プロフ) - めぞぴあのさん» コメントありがとうございます！頑張って更新します✨️ (7月13日 0時) (
レス) id: f3c28010ce (このIDを非表示/違反報告)
めぞぴあの(プロフ) - ハマりました！続き楽しみです！ (6月29日 21時) (レス) id: 269b094ab0 (このIDを非表示/違反報告)
月 - あの。はい。無事に沼りました。更新、ありがとうございます！ (6月25日 20時) (レス) @page50 id: 910387af12 (このIDを非表示/違反報告)
暁☆(プロフ) - 月さん» コメントありがとうございます！大手歌い手さんも魅力いっぱいなので、ぜひぜひこの機会に沼にハマっちゃってください〜！ 私の話がきっかけになってくださればとても嬉しいです！ (6月21日 15時) (レス) id: f3c28010ce (このIDを非表示/違反報告)
月 - うわー…。文章力すごすぎません？ これから読んでこの界隈はまりそうです。irisとかはずっと好きなんですけど、大手歌い手さんには手を出してなかったんです。更新、無理のない範囲で頑張ってください！ (6月20日 3時) (レス) id: 910387af12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁☆ | 作成日時：2020年5月6日 22時
