第２幕 失われた記憶 （主人公サイド） ページ3
「・・・・・！！」
暗闇の中で、誰かが呼ぶ声がする。
誰・・・・・・・・・・・・？
私はその人物を確かめるために、重い瞼をゆっくりと上げた。
差し込む明るい光。
そして一番に視界に入ったのは、明るい髪をした女の子だった。
「A！！」
チャイナドレスを着たその少女は、瞳を涙で潤ませて私に抱きつく。
私は驚いて、思わず息をのんだ。
この子が、先程の声の主だったのだろうか。
でもこの子・・・・誰？
目を開ければ分かると思っていたその主が、全く分からない。
知り合い・・・なのだろうか。
私は戸惑いながら、とにかく辺りを見回す。
白く清潔な雰囲気をたたえた空間。
病院だ。
私、どうしてこんな所に・・・？
戸惑いは大きくなるばかりだ。
それなのに・・・・。
「Aさん！！本当に良かったです！！
・・・って、あ、びっくりしてますよね？目覚めたら突然病院なんですから・・・・」
「えっと、兄ちゃんから聞いた話だと・・・プールで溺れて、一瞬意識を取り戻したんだけど、
また失って・・・・・。それ以降ずっと目が覚めないから、一応病院に連れてきて・・・・。
・・・・・・・・とにかく！！そういう訳アル！！無事でよかったネ！！」
「・・・ったく、それを聞いた時、寿命が縮むかと思ったんだかんな」
今ここに居る人は、皆私を知っているみたいだ。
敬語で、眼鏡をかけた男の子。
さっきのチャイナドレスの女の子・・・お兄さんがいるらしい。
そして・・・・銀髪で天然パーマといった髪型の人。
黙って後ろから見守っている人は、白衣を着ているからお医者さんだろう。
彼は私の様子を見て何か思う所があるのか、険しい表情をしている。
それ以降、お医者さんを除いた三人が、色々な話をしてくれた。
マヨ達は事件の捜査で忙しいから見舞いにはこれなかったけど、心配してた、とか。
ゴリラが申し訳ないと言っていた、とか。
姉上が暗黒物質を持ってきて大変だった、とか。
・・・どれも、私には分からない内容だった。
「それで・・・」
「あ・・・・待って・・・・下さい・・・・・」
眼鏡の男の子が言葉を続けようとしたのを、私は止める。
これ以上聞いても、きっと分からないままだ。
とにかく、私は今一番気になっている事を尋ねる。
「あの・・・あなた達は・・・誰ですか・・・・・・・・・・？」
目の前の三人の表情が凍った。
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なーさん(プロフ) - テスト頑張ってください!! (2014年11月16日 18時) (
レス) id: d351fb8f9b (このIDを非表示/違反報告)
List(プロフ) - 頑張ってください！！いい結果待ってます！！＾＾ (2014年11月16日 18時) (レス) id: 03b1c2db39 (このIDを非表示/違反報告)
声優志望の塊 - テスト頑張って下さい！！私も期末テストがァァァ…(汗)お互い頑張りましょう！！ (2014年11月16日 16時) (レス) id: 6657ffd95b (このIDを非表示/違反報告)
リア - アニさん» 春雨は一応出てくる予定です！！メインではないので、申し訳程度ですが・・・・・。楽しみにしていてください！！ (2014年11月16日 14時) (レス) id: d14a04e072 (このIDを非表示/違反報告)
アニ - 御返事ありがとうございます！紫京登場しましたけど、春雨がでてくるのでしょうか?p (2014年11月9日 14時) (レス) id: a3f197bbbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リア | 作成日時：2014年9月18日 20時
