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第12話 本当の戦場 (近藤サイド) ページ12

そしてついに。

その時は来た。

炎天下、まさにプール日和の日。

俺とAちゃんは、トシと総悟に見送られていた。

「ま、たまには息抜きして楽しんできな」

「マジですかィ。じゃ、行ってきます」

「てめーは始末書でも書いてろ」

相変わらずのやり取りをするトシと総悟に、Aちゃんは微笑みかける。

「ありがとうございます。それじゃ、行ってきますね」

「あァ」

「チッ・・・・・気をつけなせェ」

何だかんだ言いながら、総悟も最終的には俺達をちゃんと見送ってくれた。

どうやら、妨害をするつもりはないらしい。

・・・いくら敵とはいえ、根本的な邪魔はしない。

だから正々堂々勝負しようという事なのだろうか。

・・・・・だとしたら、何てことだ。

総悟、かなり本気だ。

俺は驚きつつも、それを表情に出さないようにしながら、屯所を後にした。

Aちゃんと二人きりの会話に花を咲かせる。

「それにしても・・・ついに来ましたね!!この時が!!」

Aちゃんは、まるでこれから戦いにでも赴くのか、と思うほど気合を入れていた。

俺は不思議に思いながらも、彼女が楽しそうにしているのを見て、ほっと息をつく。

自然と笑みが漏れた。

「あァ・・・そうだな!!きっと楽しくなるぞ!!」

俺は、これからの事に楽しみを覚えながら、Aちゃんの頭を撫でる。

驚いたように目を瞬かせる彼女と、明るく笑いあった。



そう、これから俺達が向かおうとしているのは本当に戦場である事も知らずに。

第13話 今は昔の話→←第11話 予想通り (高杉サイド)



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設定タグ:銀魂 , 逆ハー , 微原作沿い   
作品ジャンル:アニメ
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をのょ. - わぁぁぁ!!わぁぁぁぁ!!!!思っていることをうまく表せないです!とりあえず、えと・・・あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"っ!!!! (2014年9月18日 20時) (レス) id: 755a4634a6 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉 - おもしろい。神威ラブの人がいてうれしいです (2014年9月18日 19時) (レス) id: 8574347931 (このIDを非表示/違反報告)
小説大好き - 日和さんの言う通りですね^^あってはならない3人という感じです!わぁー!この続きがとても楽しみで授業に集中できませんね^^w (2014年9月16日 6時) (レス) id: 03b1c2db39 (このIDを非表示/違反報告)
日和 - あれ、シリアス…?というか、将ちゃんと高杉と桂って組み合わせがwリアさんやりますね…! (2014年9月15日 22時) (レス) id: 09c363d2fa (このIDを非表示/違反報告)
アニ - リアさん詳しい解説ありがとうございます!そうなのですか、二人とも男らしいですね。ミツバ編の土方さんみたいです…なんというか切ないですね…(..) (2014年9月15日 14時) (レス) id: a3f197bbbb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リア | 作成日時:2014年7月26日 14時

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