第13話 知っている船 ページ13
「A・・大丈夫アルか?」
「もちろん、大丈夫だよ」
Aと神楽は、とある船に向かって歩いていた。
二人は先ほど、攘夷志士らしき男達から『岡田』という男の話を聞いた。
聞いた・・・というより、盗み聞きをしたのだが。
とにかく、彼等の話では、その岡田が桂を斬ったというのだ。
攘夷志士たちはそのまま、ひっそりと佇む船の中に入っていった。
A達は船の位置を示した地図を定春に託し、現在その船に向かっている。
彼女たちの心臓は、緊張に耐えられないかのようにバクバクと音を立てていた。
恐怖では無い。
見知らぬ船だったら、ここまで緊張しなかっただろう。
だが、二人はあの船に見覚えがあった。
自分の兄を助けるために乗った船。
友と一緒に集った船。
そう、鬼兵隊の船だ。
「こっからは別々に動いた方が良さそうだね」
Aは静かに言う。
神楽も頷く事で同意を示した。
下手に二人で動くと、余計に危険が高まる。
都合のいい事に、二人とも身体能力が高い。
一人で十分に侵入できるはずだ。
それが例え、あの鬼兵隊の船でも。
「私は船首の方から行くネ。Aは反対から行くヨロシ」
「分かった」
二人は互いに背を向ける。
「相手は知り合いアル」
「でも・・・容赦はしない」
鬼兵隊に一体何があったのかは分からないが、本気で立ち向かわねばやられる事は確かだった。
本気で打ち合えば、彼等の本音も見えてくるかもしれない。
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☆chelly☆(プロフ) - 私も土下ザムライはまってますwwwありがとうごさます!待ってますね!高杉も大好きなんで、ドキドキですよwww (2014年5月17日 0時) (レス) id: 276513cb97 (このIDを非表示/違反報告)
わたがし - 身体が丈夫っていいですね。私なんて毎年インフルエンザにかかるんですよー! 本当、私の体どうなってるんでしょうねぇ?? ちなみに私は社会苦手です。 (2014年5月16日 12時) (レス) id: 32baeea52c (このIDを非表示/違反報告)
リア - ☆chelly☆さん» わああああ・・・ありがとうございます!!かなり興奮してます!!ついでに土下ザムライにハマってます!!更新早めにできるように頑張ります!!! (2014年5月15日 23時) (レス) id: 1a8797e650 (このIDを非表示/違反報告)
リア - カエルzさん» 生きてますよ(一応)!!ご安心ください♪きっと彼なら戻ってきてくれる・・・・・・・・はずです!! (2014年5月15日 23時) (レス) id: 1a8797e650 (このIDを非表示/違反報告)
リア - わたがしさん» 大丈夫ですよー!!私身体だけは人一倍丈夫なので!!ここ数年風邪とか全くひいてないです!!心配してくださってありがとうございます!!感激なのです!!・・・・ちなみに、どうでもいい話ですけど、私理科苦手です。 (2014年5月15日 23時) (レス) id: 1a8797e650 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リア | 作成日時:2014年4月21日 20時