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六十二 ページ15






「………あ"っ!!リボン忘れた…!」


国「リボンくらいどうでもいいだろう!!お、おい!戻るな!」


宮「まあまあ…」





何かないなと思ったら、リボンだ。
ヒラヒラとするものが後ろにないな、って思ってたのに…。

てゆうか朝してたはず…。


私は急いで探偵社に戻った。

芥川さんから貰ったリボンは必ず身につけておくって決めたから。





「すみません、私のリボン知りませんか!?」


谷「いつも頭につけてるやつですか?」


「そう!」


与「太宰が持ってた気がするんだけどねェ」


ナ「此処にありますわ!さっき太宰さんが後ろからこっそりほどいているのが見えましたの!」


「…」


太「そんな目で見ないでっ!」





私は威圧のある真顔で太宰さんを睨んで、探偵社を出た。

このリボンを私から離そうとする奴は許さねェ。



そして私は、夢浮橋で身体能力を上げ、建物から建物へと飛んで行った。



しばらくすると、近くでドゴォッという音がした。

それとほぼ同時に銃声が響く。


私はそこに向かって、降りた。





「…!!敦くん、国木田さん!賢治くんに鏡花も…っ!?

………っ!紅葉さん…!」





そこには、死んでしまったと言ってもおかしくないくらいの血を流した…

探偵社とポートマフィアの人達がいた。





?「あっ!その声はAちゃん!」




何処か聞いたことのある声がしたので、そちらを向いた。

するとそこに居たのは6人の男女。





「トウェイン、さん…?」


ト「覚えててくれたんだ!」


?「貴方、探偵社かポートマフィアの人間?この子も殺っちゃっていいの?」


「っ…!」




私は組合から距離をとって、構えた。

戦いとかしたくない。
トウェインさんもいるし…それに、早くみんなを運ばないと…っ。




ト「ひ、1人くらいいいんじゃない?1人逃したところで負けるような組織?組合って!」




トウェインさんのその言葉に、他の人達は息詰まった顔をして、構えをやめた。

安心…トウェインさんには感謝だ。



そう安心しきっていた私に、ありえない事実が突き付けられる。




?「ポオ殿とオルコット殿、ホーガン殿と__





______真緒殿はどちらに」




「っ!?」


?「ポオとオルコットは高い所をお恐れあそばしてお残りに、

ホーガンは面倒くさがって、真緒はそいつに捕まったわ。
……死ねばいいのに」




真緒…っ?生きてたの…?




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栗ようかん(プロフ) - 教えてくれてありがとうございます!直しておきました!すみません! (2016年11月2日 16時) (レス) id: 23c3ce90d4 (このIDを非表示/違反報告)
坂田葵(プロフ) - 梶原ではなくて梶井だお(^o^)/ (2016年10月31日 21時) (レス) id: 47bd2bc314 (このIDを非表示/違反報告)
狛狐(プロフ) - 疑問に思ったのですが、梶原ではなく梶井では? (2016年10月31日 20時) (レス) id: dee2e58ef1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:栗ようかん | 作者ホームページ:http://なし  
作成日時:2016年9月24日 22時

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