五十六 ページ9
・
太「Aちゃん_____
前、とはいつの事だい?」
「っ…」
国「おい、何故Aが組合とやらのトップと知り合いなのだ。説明しろ」
「……私、孤児院育ちなんです」
敦「孤児院…なんですか…っ」
「うん、その時にね______」
・
・
・
・
・
・
・
「_____そこの職場を抜け出して、彷徨っていたらお金もなくなり、空腹と疲れで気を失いました。
その時に、太宰さんに拾われたんです。本当に感謝してます」
国「…そうなのか」
与「大変だったねェ」
敦「そんな事が…」
何とかポートマフィアの事は隠してみんなに話した。
今日の夢もこれだったのかな。
凄く長い感じがしたから。
いろいろ思い出したから、何か悲しくなってきた。
江「A」
「どうかしましたか?乱歩さん」
江「もう僕が居るから、大丈夫だよ。いつでも頼ってくれたっていい。
僕がAを守るからねっ!何たって、もうAは探偵社の一員だ!」
「っ…!はいっ!乱歩さんっ!」
太「もー乱歩さん、僕じゃなくて、僕達って言うべきじゃないでしょうかー」
乱歩さんと与謝野さんが、頭を撫でてくれる。
その手が凄く暖かくて、心が少し軽くなった。
良いところに来たな、私…。
暖かく笑ってくれるみんなを見ていると、ポートマフィアのみんなのことも思い出して、少し寂しい気持ちもあり、嬉しい気持ちにもなった。
宮「お送りします」
もう話が終わったのか、フィッツさん達が出て来た。
賢治くんが3人を送ろうとしていたので、私もついていくことにした。
賢治くんに何かあったらいけないから。
そして、エレベーターに乗った。
フ「俺は欲しい物は何でも手に入れる」
「…」
フ「……少々強引になってしまうが____
____やれ」
ル「…フフフッ、遊びましょ☆」
「っ!」
一瞬。
一瞬で景色が変わった。
隣には賢治くんがいる。
ル「ようこそ、アンの部屋へ。私は、ルーシー・モード・モンゴメリ」
「アン、の部屋…?」
ル「ええ。この部屋から出るならあちらのドアを使うの。でも、そのドアから出ると、この部屋での記憶は消えてしまうわ」
宮「それ以外の出る方法はないんですか?」
ル「簡単よ。この部屋のアンと遊んで頂きたいの。
アン、いらっしゃい」
そして、後ろから大きな人形が出て来た。
恐ろしい鬼ごっこの始まりの合図。
・
82人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
栗ようかん(プロフ) - 教えてくれてありがとうございます!直しておきました!すみません! (2016年11月2日 16時) (レス) id: 23c3ce90d4 (このIDを非表示/違反報告)
坂田葵(プロフ) - 梶原ではなくて梶井だお(^o^)/ (2016年10月31日 21時) (レス) id: 47bd2bc314 (このIDを非表示/違反報告)
狛狐(プロフ) - 疑問に思ったのですが、梶原ではなく梶井では? (2016年10月31日 20時) (レス) id: dee2e58ef1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ