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六十 ページ13






「っ!」




気付いたら、何時の間にか外にいた。

出れた…?


周りを見渡すと、敦くんと潤くんとナオミちゃんと賢治くんが「よかった…」と言ってくれる。
助けに来てくれたんだ…。


すると、敦くんが周りを見渡して、どこかへ駆け出そうとした。

その先には、ルーシーがいた。





「敦くん待って!」


敦「!Aさん…」


「私が行く」





そう言って、私はルーシーのもとに行った。

私を見て走り出そうとするルーシーの腕をなんとか掴んだ。





ル「何よ…っ!私の作戦は失敗した!捨てられる!そしたら「独りじゃないよ」っ…!」


「私が居る」


ル「っ……本当は貴方とも仲良くなりたいっ…!
あの言葉を聞いた時、つい心が暖かくなった…っ

でも、敵同士という関係は変わらない!

捨てられて、逢えなくなるわ!」




「…敵だよ、私達は。でも、私にも敵だけど逢いたい人がたくさんいる。

でもね____逢えなくなったわけじゃない。


逢いたくなったら、逢いにいけばいい。

例えそこの敵から殺されそうになっても、私は逢いに行く」



ル「どうしてそこまで…っ」



「如何して…?そんなの決まってる。


みんなが大切で大事で、大好きだから!」


ル「っ!」


「たとえ逢ったばかりの貴方でも、私の中ではそんな存在だよ、ルーシー」





私は微笑んで言った。


独りが悲しいのは凄くわかる。

だから同じように苦しんでる人を独りなんかにしたくない。


ルーシーは、涙を流した。





ル「ありがとう…っ…でも、どうせ私は捨てられるの。その時は___


___貴方を信じてるから。その言葉、忘れないわよ!」





そういって、ルーシーは駆け出した。

絶対、逢いに行くよ。


もう逢えなくなるなんて嫌だもんね。





「真緒…昴……薫、さっちゃん……みんなが守ってくれた私の命、私の大事な人の為に尽くしていくから。ちゃんと見ててね」





私は空に向かってそう呟いた。





















































?「大丈夫か?」


ル「ええ…」


?「何か良いことあったんだな!」


ル「煩いわよ_____















_____________真緒」



真「ごめんって」



ホ「フフッ_____



________Aちゃんは死んだと思ってるんだろうなー…

そして真緒くんにもAちゃんのことは言ってない…


____不幸な運命だ。


受け入れられるかな、Aちゃん…?」




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栗ようかん(プロフ) - 教えてくれてありがとうございます!直しておきました!すみません! (2016年11月2日 16時) (レス) id: 23c3ce90d4 (このIDを非表示/違反報告)
坂田葵(プロフ) - 梶原ではなくて梶井だお(^o^)/ (2016年10月31日 21時) (レス) id: 47bd2bc314 (このIDを非表示/違反報告)
狛狐(プロフ) - 疑問に思ったのですが、梶原ではなく梶井では? (2016年10月31日 20時) (レス) id: dee2e58ef1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:栗ようかん | 作者ホームページ:http://なし  
作成日時:2016年9月24日 22時

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