四十九 ~過去~ ページ2
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あれからまた月日が経って、私はすっかり回復した。
孤児院の頃からずっと着ていたボロボロの服を捨てて、新しい服を着た。
選んだの中也幹部って言ってたから少し心配だったけど、全然大丈夫だった。
白い半袖のブラウスと、ハイウエストの黒のふわってしたショートパンツに、黒のニーハイソックスを貰った。
太宰さんからも黒のショートブーツを貰った。
銀からも黒のパーカーを貰った。
ずっと腰に巻いている。
太宰さんから貰ったブーツ履いたら、中也幹部の背を少し抜いちゃった。
凄く怒ってた。太宰さんに。
「あっ、広津さん！今度またお茶しましょ！」
広「喜んで。森医師もまたやりたいと仰っていました」
「嬉しいです！ありがとうございます！」
紅「A、髪が乱れておるぞ。私が整えてやろう。Aの髪は綺麗じゃからな」
みんなと仲良くなって、今は凄く楽しい。
殺しの仕事はぜん、出来ないけど…それ以外でみんなを支えられるように、頑張ってる。
中也幹部からも体術教えてもらってるから、結構体力も増えたし、強くなったかな？
太「やあAちゃん」
「あっ、太宰さん」
「じゃあ、少し行ってきます。すみません。髪、ありがとうございました！」と私は言って、太宰さんについて行った。
紅葉さん髪結ぶの上手いなぁ…。
私の髪長いのに、綺麗なポニーテールになっている。
太「少し、散歩しよう」
「空、飛びます？」
太「飛んだら散歩じゃなくなるよね」
「あ、そっか…」
「いやぁそれにしてもAちゃんは可愛いね。どうだい？私とそこの川で心中しないかい？」と言う太宰さんを無視して、私は太宰さんに聞いた。
「そろそろ、此処を出るんですか？」
太「無視するなんてひどいなぁ……
まあ、そうなのだよ。当たりだ」
「そうですか。また会えるといいですね。それではっ！」
太「えっ、ちょっと待って。悲しいよ私」
「だって私、まだ此処を出る気ありませんもん」と、
しくしくと自分で言っている太宰さんに、私は言った。
太「そうかい…じゃあそろそろ行くよ」
「えっ、今から行くんですか！？」
太「ああ。今は夜だ。暗いから逃げやすい」
太宰さん仕事あるんじゃ…。
そう思ってる私をよそに、太宰さんは言った。
太「このことは誰にも言わないでくれ給え」
「…分かってますよ」
そして、太宰さんは手をひらひらと振りながら、去っていった。
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栗ようかん(プロフ) - 教えてくれてありがとうございます！直しておきました！すみません！ (2016年11月2日 16時) (
レス) id: 23c3ce90d4 (このIDを非表示/違反報告)
坂田葵(プロフ) - 梶原ではなくて梶井だお(^o^)/ (2016年10月31日 21時) (レス) id: 47bd2bc314 (このIDを非表示/違反報告)
狛狐(プロフ) - 疑問に思ったのですが、梶原ではなく梶井では？ (2016年10月31日 20時) (レス) id: dee2e58ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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