検索窓
今日:32 hit、昨日:3 hit、合計:82,887 hit

四十七 ~過去~ ページ48






中「紫っ!!」


「!…な、中原さん…びっくりした…」





ぼーっとしてたら、急にドアがバタンッ!て開くからびっくりした。

そこには中原さんが立っていた。





中「手前ェ…!何で俺に治癒能力を使った!」


「…中原さんが…お、押されてたから…」


中「俺が負けそうだったって言いてェのか!?」


太「まぁ中也、落ち着いて」





中原さんからの説教中、後ろから太宰さんがやって来た。





中「落ち着けるかアホ!」


太「中也ったら、Aちゃんの目が覚めたって聞いたら、仕事終えてダッシュで走ってね。何たって、2週間くらい眠ってたんだよ?まぁ、銃弾四発だ。仕方ないよ」


「に、2週間!?」


太「あ、名前で呼ばせてくれ給え。

中也もそう言ってるよ。自分のことも名前がいいんだっけ」


「え…?」


中「な…っ!くっ…そ!太宰…っ!!んなこと言ってねぇよ!何で分んだよ!」





太宰さんの暴露で顔が赤くなった中原さん。

太宰さん、中原さんいじるの好きだな…。
中原さん認めてるし…。





「あの…なか…ちゅ、中也…幹部…?」


中「…っ!…んだよ」


「私が打たれた時、怒ってくれたんですよね。それ聞いた時、すごく嬉しかったです。ありがとうございます。

やっぱり私、中也幹部のこと好きだなぁ…」


中「…!?手前っ!なっ、このっ、くそっ…!」


太「顔真っ赤だよ中也」


中「うっせえ!!」


「太宰さんもちゃんと好きですよ?」


太「知ってる」


「…前言撤「ごめん、嘘。すごく嬉しいデス」…ふふっ」





ポートマフィアの人はみんな好きだ。

だから咄嗟に体が動いた。
芥川さんを守ろうって。

みんなを守ろうって。





太「あぁっ!中也!そう言えば君、首領に呼ばれてたよ!カンカンだったよ!」


中「はあっ!?手前、早く言えよ!むらさ…A、早く治せよ」


「!っはい!」





そして、中也幹部は走って行った。

そしてここには私と太宰さんの二人だけ。





「さっきの…嘘ですよね…?何か話したいことでもあるんですか?」


太「よく分かったね…」





そして、太宰さんは真剣な顔になって、こちらを見た。





太「私は…ポートマフィアを抜けようと思うんだ」


「え…っ?」





突然のことに頭が追いつかない。

何か大事なことを話されると身構えていたけど、それ以上のことを話され、私は固まった。





太「そこでだ。Aちゃんも、一緒に来ないかい?」




四十八 ~過去~→←四十六 ~過去~



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
55人がお気に入り
設定タグ:文スト
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

栗ようかん(プロフ) - 悠寿さん» わ、すみません!指摘ありがとうございます!\(°Д° )// (2018年2月13日 0時) (レス) id: 2cd9c9184b (このIDを非表示/違反報告)
悠寿(プロフ) - 1話目の与謝野さん明子じゃなくて晶子ですよ! (2018年2月11日 19時) (レス) id: 9887905400 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:栗ようかん | 作者ホームページ:http://なし  
作成日時:2016年7月27日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。