四十七 ~過去~ ページ48
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中「紫っ!!」
「!…な、中原さん…びっくりした…」
ぼーっとしてたら、急にドアがバタンッ!て開くからびっくりした。
そこには中原さんが立っていた。
中「手前ェ…!何で俺に治癒能力を使った!」
「…中原さんが…お、押されてたから…」
中「俺が負けそうだったって言いてェのか!?」
太「まぁ中也、落ち着いて」
中原さんからの説教中、後ろから太宰さんがやって来た。
中「落ち着けるかアホ!」
太「中也ったら、Aちゃんの目が覚めたって聞いたら、仕事終えてダッシュで走ってね。何たって、2週間くらい眠ってたんだよ?まぁ、銃弾四発だ。仕方ないよ」
「に、2週間!?」
太「あ、名前で呼ばせてくれ給え。
中也もそう言ってるよ。自分のことも名前がいいんだっけ」
「え…?」
中「な…っ!くっ…そ!太宰…っ!!んなこと言ってねぇよ!何で分んだよ!」
太宰さんの暴露で顔が赤くなった中原さん。
太宰さん、中原さんいじるの好きだな…。
中原さん認めてるし…。
「あの…なか…ちゅ、中也…幹部…?」
中「…っ!…んだよ」
「私が打たれた時、怒ってくれたんですよね。それ聞いた時、すごく嬉しかったです。ありがとうございます。
やっぱり私、中也幹部のこと好きだなぁ…」
中「…!?手前っ!なっ、このっ、くそっ…!」
太「顔真っ赤だよ中也」
中「うっせえ!!」
「太宰さんもちゃんと好きですよ?」
太「知ってる」
「…前言撤「ごめん、嘘。すごく嬉しいデス」…ふふっ」
ポートマフィアの人はみんな好きだ。
だから咄嗟に体が動いた。
芥川さんを守ろうって。
みんなを守ろうって。
太「あぁっ!中也!そう言えば君、首領に呼ばれてたよ!カンカンだったよ!」
中「はあっ!?手前、早く言えよ!むらさ…A、早く治せよ」
「!っはい!」
そして、中也幹部は走って行った。
そしてここには私と太宰さんの二人だけ。
「さっきの…嘘ですよね…?何か話したいことでもあるんですか?」
太「よく分かったね…」
そして、太宰さんは真剣な顔になって、こちらを見た。
太「私は…ポートマフィアを抜けようと思うんだ」
「え…っ?」
突然のことに頭が追いつかない。
何か大事なことを話されると身構えていたけど、それ以上のことを話され、私は固まった。
太「そこでだ。Aちゃんも、一緒に来ないかい?」
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栗ようかん(プロフ) - 悠寿さん» わ、すみません!指摘ありがとうございます!\(°Д° )// (2018年2月13日 0時) (レス) id: 2cd9c9184b (このIDを非表示/違反報告)
悠寿(プロフ) - 1話目の与謝野さん明子じゃなくて晶子ですよ! (2018年2月11日 19時) (レス) id: 9887905400 (このIDを非表示/違反報告)
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