二十三 ページ24
・
「っ…着いた…っ…!」
懐かしいポートマフィア。
私は大きかった花弁を芥川さん一人が乗れる大きさにして、中に入った。
私も出来れば歩きたくない。
体力が限界で、足がふらふらだ。
「本当…我ながら脆い…っ」
少し飛ばしすぎたかな…昔はもっと体力あったのに。
体力つけないと…っ。
国木田さんに相手してもらおうかな…中也幹部はもう無理だし…。
と、呑気なことを考えながら歩く私。
でも、しっかりと芥川さんの手を握って歩く。
どこに行けばいいかな…。
てゆうか、私がいなくなってそんな経ってないのに、何か構造変わった気がする。
道がわからずにしばらく彷徨っていると、前から誰かが走ってくる様な足音が聞こえた。
「樋口さ、ん…」
樋「!貴方は芥川さんの………っ!!芥川さん!?わっ…貴方大丈夫ですか…!?」
「ははっ…何か樋口さん見たら安心しちゃった…もう体力限界で…」
樋「…貴方は探偵社……ですが、此処は芥川さんの元部下ということで、取り敢えず中に入れます」
「っ…ありがとう、ございます…あ、この花弁は私の能力です。体力は限界ですが、芥川さんの為なら平気です。このまま連れて行きますので、案内をよろしくお願いします…」
樋「…分かりました」
「あ、肩を貸してくれるとありがたいです…」と樋口さんに言うと、樋口さんは私に肩を貸してくれた。
私が来た時、怖い顔してたけど、優しい人だ。
樋「着きました。芥川さんはこちらに。黒服の方々にたのみます」
「はい…っふぅ…」
やっと能力を解除できて、少し楽になった。
私は掴んでいた芥川さんの手を、もう一度強く握って、「どうか無事でいてください…」と言って離した。
そして、樋口さんと歩く。
すると、中也幹部と出会った。
「中也幹部…!」
中「A…!?ふらふらじゃねーか手前!」
樋「中原幹部、この方を任せてもよろしいでしょうか。私は首領に説明してきます」
中「おう。よろしくな」
中也幹部に引き渡された私。
今はブーツを履いてるから、ほんのちょっと私の方が身長が高い。
…なんかすみません。
中「…失礼なこと考えてんな手前。ぶっ飛ばすぞ」
「とか言ってそんなこと「それは言うな!」…照れてるんですね」
中「…もう元気そうじゃねーか」
「中也幹部といると楽しいんですよ」
中「…またサラッと…」
「照れてるんですね」
中「照れてねェ!!」
・
55人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
栗ようかん(プロフ) - 悠寿さん» わ、すみません!指摘ありがとうございます!\(°Д° )// (2018年2月13日 0時) (レス) id: 2cd9c9184b (このIDを非表示/違反報告)
悠寿(プロフ) - 1話目の与謝野さん明子じゃなくて晶子ですよ! (2018年2月11日 19時) (レス) id: 9887905400 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ