【文スト】ただ、みんなを支える為だけに (ページ22)

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二十一ページ22

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「…最悪の時間だった…」

江「あ、太宰から感想きた」

「えっ！？太宰さんに送ったんですかっ！？」

江「『何それ何それ！！乱歩さんずるいっ！！みんなも写真撮ったの！？もうこれ保存します！そこにAがいるならもう一度着ろといっておいてください！』だって」

「もう着ません！」

あのあと刑事さんが来て、社長が鏡花を孫娘だと言っていた。
刑事さんは納得した顔してたけど…。

国「賢治、市警の置き土産は？」

宮「お仕事です」

国「…走行中の車が謎の爆発。市警でも投げた問題か…

敦、A、やってみるか？」

「国木田さんが名前で呼んでくれた…！」

国「…余計なことを言うな。それより、早く行け。何時までも乳呑み児では困る。他の社員に附いて仕事を覚えろ」

国木田さんに任された仕事をしに、賢治くんと調べることにした。

そして、今情報集め。

「3人で行動っていうのも遅いから、別れる？」

宮「そうですね。それもいいかもです」

敦「じゃあ僕…「私が別れる。敦くんは賢治くんといて」でも、」

「私の方が仕事には慣れてるし、能力も使いこなせるから。こう見えて、強いと思うよ、私」

「まあ、私じゃなくて能力がだけど」と付け加える私。

どこに行こうかな…。

「じゃあ港の方に行ってくる！爆弾の原料とかありそうだし！」

敦「でも、遠いですよ？」

「敦くん、足元にある花、摘んでくれる？その花の花弁を一枚頂戴」

敦「あ、はい……どうぞ」

「結構体力使うんだよね、これ…『源氏物語【蜻蛉】』」

私は、花の花弁が大きく、硬くなるように力を込めた。

すると、花の花弁が私の倍位大きくなった。

敦「えっ」

「この能力は、とにかく何でも物を操れるの。規模が大きいほど体力使うけど…じゃあね！」

私は、花弁に乗って、飛ぶように心の中で命じ、港へ向かった。

敦「凄い…それにしても、僕より仕事や能力に慣れてる…？同時に探偵社に入ったのに…？」

宮「探偵社の前の仕事って何なんでしょうね？」

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「風が気持ち～！体力も回復しそう！できないけど…」

港に着いたので、上空で一旦停止する。
下を眺めていると、海に溺れている人が見えた。

助けないと…！と思って近づくと、それは黒い外套を着た_____

「芥川さん…っ！！？」

芥川さんが海で漂っていた。

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