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二十 ページ21






「…っ!!」


ナ「どうしたんですの?」


「…いや、何でもない!」




今、何か大切な者が危ない気がした。


あれから、敦くんも戻ってきて、今よくわからない状況。




与「着ないのかい?A」


「うっ……む、無理ですよ!着れません!メイド服なんて…!」




そう、私はひたすらメイド服を握っていた。
ナオミちゃんから渡されたやつを…。




ナ「着ませんの?兄様も着て欲しいって願ってますのに」


谷「えっ!?い、いや、べ、べべ、別ににそんな事…!」


敦「(わかりやすいなぁ…)」


「ほらっ!潤くん、思ってないって!」


「「「「(いや明らかに思ってるでしょ!)」」」」




無理無理着れない。
スカート短い。

鏡花が着たらそりゃ可愛いけど、私には絶対似合わぬ似合わぬ。




敦「…た、谷崎さん達が良くても、譬えば乱歩さんなんて特に、この手の規則をきにするんじゃあ…」


ナ「その心配は要りませんわ。だって___「ただいまぁ〜!あっ!A!まだ着てないの!?駄菓子あげないよ!鏡花ちゃんにしかあげないよ!」ほら…」


敦「…」


谷「乱歩さんが一番浮かれてるし、着ろって命令したのあの人だから」




乱歩さんは、鏡花の方に行って駄菓子を一緒に食べてる。
くっ……駄菓子欲しい…。




江「これ、さっき話した練ると色が変わるお菓子!練っていいよ!」


泉「…」ぐるぐる


敦「(小学生の兄弟……?)」


江「……あげないよ?」


「うっ…ち、ちょっとくらい許してくださいよ!」


江「だって着てくれないじゃーん。この子は着たもん。べー」


「なっ…!鏡花は…似合うから大丈夫だけど、私は似合わないし…っ!こっちだって…べーだ!!」


敦「(兄弟喧嘩…?)」



江「…似合うと思うのに」


「…え?」


江「似合うって言ってんの!ん!!」


「っ…!あ、ありがとう、ございます…」



敦「(えっ…仲直りしたカップル…!?)」


宮「なかいいですねー」


与「結局飴あげて…Aも着ちまうのかい…?」パシャ


「だって、飴もらったので…」


谷「…」パシャ


ナ「きゃー!!可愛いですわっ!!」パシャパシャパシャry


江「…」パシャ


敦「…」パシャ


「国木田さん…!助けて…!」


国「…すまん」


「社長…っ!」


福「…似合っている」




社長まで…!?

もう諦めよ…。




「そろそろ着替「駄目だよっ!」はい…」





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栗ようかん(プロフ) - 悠寿さん» わ、すみません!指摘ありがとうございます!\(°Д° )// (2018年2月13日 0時) (レス) id: 2cd9c9184b (このIDを非表示/違反報告)
悠寿(プロフ) - 1話目の与謝野さん明子じゃなくて晶子ですよ! (2018年2月11日 19時) (レス) id: 9887905400 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:栗ようかん | 作者ホームページ:http://なし  
作成日時:2016年7月27日 12時

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