十 ページ11
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箕浦「遅いぞ探偵社!」
江「ん?きみ誰?安井さんは?」
箕浦「俺は箕浦。安井の後任だ。本件はうちの課が仕切る。貴様ら探偵社は不要だ」
現場に着くと、刑事さんが沢山いた。
亡くなったのはご婦人。
私達が来て早々、不要だと言われた。
でも、江戸川さんが色々と反抗してる。
江「それ、何も判ってない、って云わない?」
…何かかっこいい江戸川さん。
この人の異能、見てみたいな…。
そう思っていたら、網に何かがかかったとのこと。
刑事「ひっ、人だァ!人が掛かってるぞォ!」
箕浦「何だと!」
第二の被害者!?
そう思って駆けつけると、そこには網に掛かった太宰さんが。
…えっ!?太宰さん!?
太「やあ敦くん、Aちゃん。仕事中?おつかれさま」
敦「ま……また入水自 殺ですか?」
太「うふふ。独りで自 殺なんてもう古いよ敦くん」
敦「え?」
太「前回美人さんの件で…」
何か語りだしたら太宰さん。
長いから省略しよう。
太「と言うわけだ。そこでAちゃん、私と一緒に心中しないかい?」
「江戸川さーん、事件どんな状況かわかりましたかー」
太「冷たい…!冷たいよAちゃん…っ」
江「ところが僕は未だ依頼を受けていないのだ。名探偵いないねえ、困ったねえ」
太宰さんは無視だ無視。
今は事件の方が重要。
でも、江戸川さんはまだ依頼を受けていない。
すると急に、杉本巡査に60秒で事件を解決しろとの無茶振りを…。
杉「そ……そうだ。山際先輩は、政治家の汚職疑惑、それにマフィアの活動を追っていました!
そういえば!マフィアの報復の手口に似た殺し方があった筈です!
もしかすると先輩は捜査で対立したマフィアに殺され___」
太「ちが「違いますよ」おっとAちゃん」
「すみません、太宰さん」
いくら杉本巡査でも、マフィアのせいにするのは許せない。
マフィアとは報復の手口が微妙に違う。
今は探偵社所属の私でも、元はマフィアのみんなの一員。
何でもみんなのせいにされるのは嫌だ。
「マフィアの手口は、まず裏切り者に敷石を噛ませて、後頭部を蹴りつけ顎を破壊。激痛に悶える犠牲者をひっくり返して、胸に三発」
敦「うえっ」
杉「た、確かに正確にはそうですが……」
太「この手口、マフィアに似てるがマフィアじゃない。つまり___」
箕浦「犯人の……偽装工作!」
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栗ようかん(プロフ) - 悠寿さん» わ、すみません!指摘ありがとうございます!\(°Д° )// (2018年2月13日 0時) (レス) id: 2cd9c9184b (このIDを非表示/違反報告)
悠寿(プロフ) - 1話目の与謝野さん明子じゃなくて晶子ですよ! (2018年2月11日 19時) (レス) id: 9887905400 (このIDを非表示/違反報告)
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