【壱】上弦の零は平和を願う 【鬼滅の刃】

鈴乃音、無惨に呼び出されたんだってよ ページ6

『 うーん…… 』


朝か、と思ったけどわからない。そりゃ日光も夜空も見えないところだもんね。しょうがない。



猗窩座「 おきたか 」


『 んおわぁっ！？ 』ﾋﾞｸｩ



起きたら枕元に正座している人が話しかけてきた。

いや、鬼か。人間私以外いないもんね。



『 きみは……？』


猗窩座「 猗窩座だ。お前が無惨様の“お気に入り”か 」



お気に入り…？気に入られてるのかな？？

それはそれは！！(嬉しい)



『 よろしく猗窩座！私はA！！ 』


猗窩座「 A、人間なんだな… 」



マジマジと体全体を見られる。食べられないよね？食べられないよね？



『 食ベナイデクダサイヨ 』


猗窩座「 俺は女は食わん 」



…私男だったら食べられてたの？

良かったぁぁぁぁ



猗窩座「 朝食を済ませたら無惨様の所に行け 」



『 了解です！ 』



私は猗窩座に敬礼した後、軽い朝食を済まして鬼舞辻さんの元へ急いだ。


……が、



『 ここどこぉ……？？ 』



絶賛迷子中です。

絶賛はされてないけど。



『 落ち着け落ち着け 深呼吸！ 』ｽｰﾊｰｽｰﾊｰ



……全くわからん。



鬼舞辻「 A、来るのが遅い 」



『 無惨ーッ！ 』ｷﾞｭｯ



鬼舞辻「 ヤメロ 」



なかなか来ない私を心配してくれたのか、鬼舞辻さんが迎えに来てくれた。

やっぱ優しいじゃん！



鬼舞辻「 Aの部屋から直線だと言ったぞ 」



『 直線に行ったらここに着きました 』



鬼舞辻「 貴様寄り道したから迷子になったのだろう！ 」



『 多分…… 』



鬼舞辻さんのデコピンを喰らったあと……鬼舞辻さんって言うのおかしいな。

みんなが言ってる無惨様にしよ。


無惨様のありがたーいデコピンを喰らったあと、鳴女のおかげで中央にやってきた。



『 どのようなご要件でしょうか？？ 』



鬼舞辻「 実はな……







Aを鬼にさせようと思う 」



『 はい？？？？ 』

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