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6話 私が天女!? ページ7

「にしてもその着物はどうしたんだ?紫苑」

「いや、あなたこそなんですかその服?」

「え?」

なんか見た事ある……。あ、忍装束か歴史の教科書に載ってた。

「お前、何言ってるんだ??ていうか、なんで敬語……。」

「あ、あの!別の人と勘違いしてません!?私はその紫苑とかいう人じゃありません!」

「そんな馬鹿な……紫苑とそっくりじゃないか!」

「私は!私の名前はAAです!!」

「え?」

「土井先生、学園長先生がいらっしゃいました。」

「が、学園長先生……。」

「オ"ホンッ!すまないが顔をよく見せてくれんかの」

「あ、は、はい。」

そういうと学園長先生が私に近寄り私の顔を掴んだ。

「………紫苑そっくりじゃ。」

「やっぱり……!「じゃが、」!」

「紫苑ではない。」

「……そんな!」

「じゃがしかし、紫苑に似て優しそうな娘だ。森で倒れておったそうじゃが大丈夫じゃったか?」

「あ、はい。大丈夫です。」

「災難じゃったのぉ。どこの村の娘じゃ?」

「え?村?」

「村。」

待てよ……。さっきからこの人達の服装といい。この部屋の造りといい……何これ?映画村ってやつ?

「……もしかして、お主天女か?」

その「天女」という単語が学園長の口から放たれた途端部屋の空気が一変した。ただでさえ良くない空気だったのに更に重苦しくなった感じがしたのだ。

「天女……?」

「お主……Aよ。今年の年号は知っとるか?」

「えっと……令和じゃないんですか?」

「令和……間違いないようじゃな。A、残念じゃがお主の帰る場所はおそらく無い。」

「え?」

「お主は別の世界から来たのじゃ」

「な、何それ……。そんなの信じるわけないじゃないですか!」

そう言い部屋を飛び出す。

「A!」

勢いのままに走って外へ出ると

「どこ……ここ。」

本当に全く見た事の無い場所だった。

すると追いかけてきたらしい土井先生がいつの間にか私の後ろに立っておりフラっと倒れかけた私を支えた。

「大丈夫か?医務室へ戻ろう。」

「はい……。」

そのまま土井先生へ連れられ私は空き部屋で待機させられた。

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あい(プロフ) - これ面白いです!! 夢主ちゃん可愛い♡ 続き待ってます (2022年4月12日 8時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:飴松 | 作成日時:2022年2月14日 0時

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