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10話 お仕事初日 ページ11

「本来、くのたまっていうのは忍たまより圧倒的に卒業率が低いの。虫や泥が嫌い。単純に力がないとか……理由は色々あるわ。例えそれを克服して上級生に上がったとしても今度は房中性の実習なんかあってみんなやめてくのよ。その中で珍しく5年生まで上がった子がいたの、それが紫苑。でも紫苑はさらに強さを求めて忍たまの授業まで受けるようになったわ」

「凄い人だったんですね。」

「努力家な子だったからねぇ。それに、優しくて美人で皆の人気者。だったけど」

急におばちゃんの顔色が暗くなった。

「優しすぎたのかもねぇ。」

「………。」

「優しすぎて、大きな声を上げることができなかった。皆を突き放すことができなかった、だから…。」

「だから……?」

おばちゃんの顔色が元に戻り

「ごめんなさい。私から話せるのはここまでだわ」

「え、そんな!」

「あまり簡単に話していい話じゃないの。どうしても気になるなら学園長に聞いたりして頂戴。」

「…分かりました。」

「どう、美味しかったかい?」

「はい!ご馳走様でした。」

「そうかい。ありがとね!」

「こちらこそありがとうございました。」

おばちゃんに軽く頭を下げ食堂を出た

「あ!Aさーん!」

と呼ばれ

「…?」

「お昼食べ終わりましたか?」

「はい。」

「そうですか!僕今日からAさんにお仕事を教えることになりました!事務員の小松田秀作っていいます!」

「ああ!私、AAです。よろしくお願いします。」

「はい!じゃあ、とりあえず着替えますか。」

「え?」

「事務員専用の着物があるんです!持ってきたのでこれに着替えてください!」

そういい忍装……もう面倒臭いから普通に服でいいや←
服を出してきた。

「ああ、ありがとうございま…いやデカっ。」

貰った服を見ると明らかに一回り大きい服だった。

「え!?あ、すみません!間違えて違うサイズの持ってきちゃいました!」

「え、まじか。」

「すいません。急いで取ってきます!」

「あー、いやこれでも着れないことはな……わ、もう居ない。」

「お待たせしましたぁ」

「早っ!」

「これ……!」

「ありがとうございます。」

「はい!案内しますね。」

11話 説明終了→←9話 おばちゃんとのランチ



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あい(プロフ) - これ面白いです!! 夢主ちゃん可愛い♡ 続き待ってます (2022年4月12日 8時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:飴松 | 作成日時:2022年2月14日 0時

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