奏でさせる、あんさんぶるの輝きを【七種茨】 (ページ46)

今日:7 hit、昨日:2 hit、合計:11,882 hit

286話ページ46

「ねぇねぇ、あなた今コズプロの副所長室から出てきたわよね」

『は、はぁ…』

この時期になると現れるとよく聞いてはいたけど

「格好を見るにもしかして秀越の生徒さん？」

秋になると新入社員や他校への編入生などが多くなり、始めた手の人が多い。その多くの主に女性はアイドルに興味があって来ている人が多い

特にコズプロはそういうのにうるさく、アイドルと接近するのはレアなこと接近するためには。関係者から深堀を埋めていく時期

「いいわね！七種くんとお話ししたの？Edenってやっぱりかっこいいよね、どんな感じなの？」

少しでもアイドルと話せばどんなことを話したかやスケジュールなんかを聞いてきたりする。また増えたなこういうタイプ

『いえ詳しい話はそこまでは…すみません私も書類をまとめたりと忙しいので失礼します』

あの人スーツだから絶対２０代は言ってるのにファン気分か…大学卒業したっての学生さんなんだろうな。プロデュース関係学んでなかったのかな

『はぁ…スーツで来れない日とかどうすればいいかな』

「分かる、めっちゃ分かる」

『あんずもやっぱそこが悩み？けどいつも真面目にスーツじゃん』

「お前がスーツじゃなさすぎるんだろ、ほらコーヒーじゃなくて甘いものでも飲め」

『ども〜』

P機関の部屋に行って悩みを愚痴ってるとどうやらあんずもたまに同じ状況にあるらしい。スーツを着ててもやっぱりそうなるよね。女の目ってたまによくわからない

『いっそ私服にしてみようかな、申請だして言い訳とかしまくればどうにかならないかな』

「そんな簡単に出来るものなの？」

『交渉術はどっかのメガネから調教済み』

「そういうのはむしろ学びすぎないほうがいいと思いますけど」

「あきや〜んお前もたまにあるくせに、メガネってそういうの得意だよな」

佐賀美先生、それ眼鏡の偏見ですよ。まぁけど確かに…茨に敬人さんにゆうくん、つむぎさんは…土下座という交渉術があるし。会ってはいる？

「むしろ私服って大人に見えるためには高いのが必要じゃないか？女のファッションセンスは怖いぞ、あ香水はつけるなよ」

『高校生にそういう事情を教えないでくださーい、けどまぁ服買いに行くのもいいかもね』

「今度の水曜日に行ってみない？」

『あ、行く行く！』

あんずと2人でショッピング楽しみ！