121話 教えてください ページ28
「え?嫌だけど」
月島は迷いもせず即刻断った。
「い、1日数十分とか、
それか勉強法をちょこっととかでも!」
「…部活前後になら
ちょっとくらい、いいんじゃない?」
山口の言葉に日向はほっとした顔になった
「ちょっとぉ〜
小さい方にばっか頼ませるって
卑怯じゃないの〜?そっちのでっかい方〜」
でっかい方、もちろん
影山のことである。
『相変わらずあんたは
人をいじるときはいきいきだよね』
Aはやれやれと月島を見ながら言った。
「‥‥しえてください」
「はぁ〜い?」
「勉強、教えてください」小声
「よく聞こえないんですけど〜」
「勉強!!教えてくださいごらぁ!」
『「「「うわぁ!」」」』
影山は勢いよく
頭を下げて、かばんが落ちた。
「うるせぇえぞお前ら!」
案の定坂ノ下商店の前だったため
烏養に怒られた。
「「す、すみません」」
「なんで僕まで…」
その後日向と影山は
なんとか月島にちょこっとだけ
教えてもらうことになった。
『頑張れよツッキーw』
「はぁ?
‥‥ねぇそうだ俺より
Aに教えてもらったら?」
『なんでよ、めんどくさい』
「え?Aって頭いいの?」
日向は首をかしげながらそう言った
『少なくとも、あんたよりは
断然いいと思うけど』
「えぇー!嘘だまじでか!
なんで言わねぇんだ影山!」
「あ‥‥」
『忘れてたのね(-_-;)』
頭を押さえながらそう言った。
「けど、月島って
進学クラスだろ。
Aは違うらしいし…」
「え、知らないの?
Aは入試主席で
中間なんか学年1位だよ」
「そうそう、
腹黒優等生〜」
『うるさいっ』
Aは腕を組みながら
月島にそう言った。
「えぇー!マジでか!!
お、教えてくれ!」
『あー…いいよって言いたいけど。
私もいろいろ忙しくてね』
「え…そんな」
「A先生の
5教科なら万全教室でしょ〜」
月島は顔をおさながら
笑っていた。
「なんだそれ」
「あれ、知らないの」
『い、言わなくていい!』
「Aがクラスの女子に
教えた奴が超分かりやすくて
それがほかのクラスにも渡って、
授業みたいになったらしい〜」
『本当に、
その変なネーミングセンスで
言わないでよ…』
「いいと思うよww」
『笑いながら言っても、
説得力はみじんもないんだけど』
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reichan(プロフ) - 薊さん» ありがとうございます! (2020年5月6日 21時) (レス) id: 6782e5c62a (このIDを非表示/違反報告)
薊 - 142話主人公の苗字違ってますよ〜 (2020年5月6日 21時) (レス) id: c593b9094d (このIDを非表示/違反報告)
NEØ(プロフ) - いえいえ!!!これからも頑張ってください!!! (2020年3月19日 10時) (レス) id: 7a24a63867 (このIDを非表示/違反報告)
reichan(プロフ) - NEØさん» あ!本当ですね! ありがとうございますれ (2020年3月19日 10時) (レス) id: cece7fb186 (このIDを非表示/違反報告)
NEØ(プロフ) - 1個目の暗記が安危になってますよ?作者さんの書く文章がとても好きなのでこれからも更新頑張ってください!!!応援してます! (2020年3月19日 10時) (レス) id: 7a24a63867 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:reichan | 作者ホームページ:http://kurakura.raraya
作成日時:2020年3月5日 23時