107話 もう一度 ページ14
Aは礼香に頼み烏野高校前で
降ろしてもらっていた。
「いいのここで?」
『うん、ちょっとよってきたいし』
「まぁ、いいわ」
そう言って礼香は車で
先に家へと帰っていった。
Aは体育館に来ると
窓からネットが張っているのが見えて
『あれ、やっぱやってる』
そう言いながら体育館へと入った。
「で今日のIH予選決勝 優勝は…」
『白鳥沢が青城にストレートで優勝』
そう言いながらAは体育館へと入った。
「あ!A!」
「お前今日学校休みだったんじゃ…」
『家の用事でね丁度終わったから
時間あったしやってるかなと思ってきてみた。
まぁーまさか本当にいるとは』
そう言いながら私服のまま清水の横に座った。
「というか‥‥青城が」
「負けたっ…」
「しかもストレートでっ…って」
「県内でさえあの青城より上が居る
強くなるしかねぇ。次の目標は…
もう分かってると思うが春高だ
出場する3年にとっては文字通り
最後の戦いだな」
春高と聞き日向は小さな巨人が
行った舞台のためワクワク顔をしていた。
「とりあえず、
ここは主将に一発気合入れてもらおうか」
そう言われて主将である澤村は
ゆっくりとその場で立ち上がった。
全員の注目は澤村へとうつる。
「昔、烏野が一度だけ行った舞台
東京、オレンジコートだ。
もう一度、あそこへ行く!」
すると全員はウキウキ顔と
かっこいいという顔、嬉しい顔で
「「「よっしゃぁー!」」」
とその場で叫び始めた。
意気込みの話が終わり
全員が練習へと入った。
「ところでお前よく結果知ってたな。
俺は見に行ってた知り合いから
聞いたんだけどな」
『あ〜…実はですね。
私、決勝戦見に行ってたんですよ』
「はぁ!?」
「「「「えぇ!?」」」」
その話が聞こえていたのは
西谷、田中、日向、影山は反応した。
「なんでだぁ!?」
「ずりぃ!!」
「さぼりか!」
『え…いやえっと』
そう言って4人は一気に詰め寄った。
だが澤村によってそれは止められた
『あー親がなんか呼ばれたらしくて
せっかくだからって言われたから』
「なるほど、さすが一条寺家だな」
『その言い方やめてくださいよ』
「お前の苗字どっかで
聞いたことあったんだが。
思い出しただけだ」
『はぁー…まったく』
「お金持ちかぁー!」
「うらやましい!!」
と西谷と日向は最後まで盛り上がった。
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reichan(プロフ) - 薊さん» ありがとうございます! (2020年5月6日 21時) (レス) id: 6782e5c62a (このIDを非表示/違反報告)
薊 - 142話主人公の苗字違ってますよ〜 (2020年5月6日 21時) (レス) id: c593b9094d (このIDを非表示/違反報告)
NEØ(プロフ) - いえいえ!!!これからも頑張ってください!!! (2020年3月19日 10時) (レス) id: 7a24a63867 (このIDを非表示/違反報告)
reichan(プロフ) - NEØさん» あ!本当ですね! ありがとうございますれ (2020年3月19日 10時) (レス) id: cece7fb186 (このIDを非表示/違反報告)
NEØ(プロフ) - 1個目の暗記が安危になってますよ?作者さんの書く文章がとても好きなのでこれからも更新頑張ってください!!!応援してます! (2020年3月19日 10時) (レス) id: 7a24a63867 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:reichan | 作者ホームページ:http://kurakura.raraya
作成日時:2020年3月5日 23時